みなさんこんにちは。
フォレストキッズ八事教室の代表の森です。
6歳になる知的障害をともなう自閉症と多動症の特性をもつ我が息子についてですが、先日療育手帳の更新があったのでそのご報告をさせていただきます。
今回は、地域の療育センターの心理士さんにより、「田中ビネー」という検査方式で知能検査を行いました。
「田中ビネー」という検査方式の特徴は、主に知能を図ることをメインとしていて、今まで何度か受けてきた「新版k式」だと、知能面を含めて、運動面や生活面と全般的に見る発達検査と比べると、数字的に厳し目に判定されるとのことでした。
結果を先にお伝えすると、
今までの障害の程度でいうと、中度から重度へと1段階重くなってしまいました。
生活年齢と発達年齢を数値で比較すると、その差が以前より開いてしまったということになります。
数値で比較した評価だけを見てしまうと残念な結果になってしまいました。
今回の検査中、妻とともに息子の様子を見守らせていただいたのですが、妻とともに息子の成長を実感でき、嬉しい気持ちになっていました。
理由は、初対面の先生を目の前にしながら、机上に向かって約50分間落ち着いて検査を受ける事ができた為です。
途中何回か姿勢を崩す程度で、終始先生から出される課題に取り組もうとしていました。
検査が終わり、結果が出るまで20分ほど部屋で待っていたのですが、その間、妻とは、最後まで検査を受けることができたことについて息子の成長を喜んでいました。
その後、結果的に障害の度合いが一段階重くなったと伝えられることになるのですが、今回の息子の成長を見れたことの喜びの方が大きかったです。
健常なお子さんと比較してしまうと、確かにできないことの方が多いですが、少しずつではありますが、成長している実感が持てたことで、検査の意義があったと思っています。
我が息子がフォレストキッズ八事教室で個別療育を受けるようになって一年半ほど経ちますが、一年半前の我が息子を思い出すと、一語文の発語もなく、落ち着いて机上に向かうことが出来なかったのですが、療育の言語聴覚士先生やその他の先生たちの指導の成果があり、今では単語だけではありますが100以上の言葉を話すことができるようになり、机上の課題にも落ち着いて向き合い、我慢ができるようになりました。
今後も、知能検査を受ける機会があるかと思いますが、その数字だけにとらわれるのではなく、つまり他者と比較して、できない事に目を向けるのではなく、できることやできるようになったことに着目して、わずかな息子の成長を感じ取り、潜在的な能力を引き出せるよう引き続き見守っていきたいと思います。
フォレストキッズ八事教室では、発達がゆっくりなお子様に対し、個別療育を中心に支援をさせていただいております。
お子様の潜在的な能力を引き出せるよう、お子様一人一人の好きなこと、得意なことに着目しスモールステップで課題に取り組み、自己肯定感を高める工夫をしています。
「発語がない」「落ち着きがない」「手先が不器用」など、お子様の発達にご不安やお困りごとなどありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
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我が息子㉜「知能検査よりも大切なこと」
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