みなさんこんにちは。
フォレストキッズ八事教室の代表の森です。
「三つ子の魂、百まで」ということわざをよく耳にします。
意味としては、幼い頃の性質は何歳になってもかわらない、という例えだそうです。
今回のお話は、重度の知的障害を伴う自閉症の我が息子について、この例えの使い方とは少し違うかもしれませんが、関わっていることがあるかもしれない出来事がありましたのでご報告いたします。
以前のブログにも書きましたが、我が息子について、3歳くらいまでに目にしたものを、6歳になってもそのまま表現している記憶力に驚かされたというお話しをしました。
ついこの前にも同じようなことがありました。
年少さんの歳まで、地域の療育センターへ通園していた頃、絵本が大好きで、絵本の読み聞かせの時間になるといつも喜んでいました。
療育センターの先生たちにやってもらっていた絵本の読み聞かせは少し特徴的で、先生が絵本に合わせて歌を歌いながら手遊びを行うものでした。
当時の我が息子は、発語がなく模倣することもできなかったため、ただじっとご機嫌な様子で先生の手振り身振りを眺めていました。
そして月日が流れ、6歳になったつい先日のことです。
たまたまテレビのYouTubeで、当時療育センターで読んでくれていた同じ絵本の読み聞かせの歌が流れていて、我が息子がそのYouTubeを見ながら、当時先生が披露してくれていた手遊びを、流れていた歌に合わせて自ら完コピしたのです。
この前の「ノンタンの絵本」の話もそうでしたが、3歳くらいに体験した記憶を今でも鮮明に覚えている我が息子の記憶力に驚かされました。
この一連の出来事を通じて、3歳くらいまでに体験した出来事は、潜在的に記憶していて、我が息子の場合、特性上それが際立っているのかもしれません。
私は脳科学者でも心理士でもないのでどんな根拠でそのようなことが起きているか説明できませんが、我が息子の実体験を見て、幼い頃の体験の大切さを実感しました。
当教室の先生からはいつも、集団での遊びの中で、その輪に入れずに外から眺めているだけの子供について、無理せず輪の中に入らなくても、その様子を見ているだけでも、その子にとっては一緒に遊んでいる体験に繋がっているので心配しなくてもいいよ、とよく言われています。
このことの意味が我が息子を通じて実感できました。
私は障害があるかないかは関係なく、どんな子供にも潜在的な才能を持っていると信じています。
そしてその才能を開花できるかは周りの環境次第だと思っています。
特に幼いお子様を持ち、発達にご不安を抱えている保護者の方がお見えでしたら、とにかく毎日笑顔で楽しいと思える日々を、お子様とともに送れるようにとだけお伝えしたいです。
そのように申し上げながら、きれいごとではなく現実の問題として、ただでさえ育児で大変な日々を過ごし、育てにくいと感じるお子様でしたら、なおさら楽しく笑顔で育児なんてできる余裕がない、時には育児から解放されたいと正直に思っているお父さん、お母さんもいらっしゃると思います。
そんな時は、ぜひ周りの人たちに助けを求めていただきたいです。地域の保健師、療育センター、保育園、などなど相談できるところや助けてくれるところはたくさんあります。
私どもの事業所も、子育てに奮闘するお父さんお母さん方の応援団になれるよう、保護者支援に力を入れています。定期的に1歳児から3歳児のお子様を対象とし、無料で「親子教室」を開催しています。育てにくいと感じたり、育児に自身が持てないなどの親御さまがお見えでしたらお気軽にお問合せください。
そのような応援団がいくつもたくさん周りについていれば、心にも余裕が生まれ、笑顔いっぱいでお子様と過ごすことができるようになると思います。
子どもは見ていなさそうでしっかりと周りの様子を見て感じているんですね。このことは実体験を通じ我が息子から教えていただきました。
もし、お子様の発達にお困りごとがあればいつでもお気軽に当教室までお問い合わせ下さい。
当教室には、言語聴覚士や作業療法士などの専門職をはじめ、経験豊かな保育士や児童指導員が数多く在籍し、一丸となってみなさんを支援し、応援させていただきます。
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