こんにちは。
フォレストキッズ八事教室の代表の森です。
先日、夏休みの終わりに家族4人で温泉に行ってきました。
知的障害を伴う自閉症の我が息子と、その双子の弟をつれて、男3人で大浴場へ行きました。
双子の息子たちを連れて大浴場へ行くのは、ある意味覚悟を決めてのことでした。
なぜなら、わんぱくな男の子たちで、しかも1人が自閉症と多動性の特性を持つということもあり、指示が通らない中での大浴場ということで、さまざまな危険や、他のお客さんに迷惑にならないかで心配がありましたが、最近の息子たちの成長を信じてチャレンジしました。
まずは脱衣場にて、きちんと服を脱いでロッカーへ入れられるか、でしたが、我が息子はもともとお風呂が大好きで早く入りたくてしょうがなく自ら服を脱ぎ、「待ってね」のマカトンサインで弟を待つ事ができました。むしろ、弟の方がここでは苦戦していました。
そして浴場へ行き、まずは身体を洗おうと、2人をシャワーの前で座らせて洗おうとしましたが、ここでどちらを先に洗うかで迷いました。
先に兄の方を洗うと、洗い終わって弟の方を洗っているスキにどこかへ行ってしまうのではと思ったからです。
しかし、いつも自宅でお風呂へ入るときは兄を先に洗うことにしているので、そのルーティンを崩す方がパニックになってしまうのでは、と思ったので兄を先に洗い、「待ってね」のサインで弟にを洗うの隣で待つ事ができました。
やっと大好きなお風呂へ入る事ができ、兄の方を注意しながら兄の好きな場所へ私たちが見守りながら後から付いていく感じでした。
弟も自分の好きな場所へ行くというよりも、兄の行動が気になり面白がって後を着いてきてくれのて非常に助かりました。
ここでお互い自分勝手に行動してしまったら収集がつかなくなってしまうところでした。
そしてこの後とても興味深いことがありました。
水風呂があったのですが、冷たい水風呂の中へ躊躇なく兄の方が入っていったのです。
私も弟の方も流石に水風呂へ入る事は躊躇しました。
兄の方は水風呂と暖かいお風呂と交互に20回くらい出たり入ったりを繰り返し、とてもテンションが上がっていました。
幸い周りに誰もいなくて迷惑をかける事は無かったのですが、あのテンションの高揚ぶりは、側から見て違和感を与えていたことだと思います。
我が息子の特性上、感覚に鈍磨さがあり、全身に感覚刺激を入れる事ができて、とても満足していた様子でした。
その後満足したのか、テンション高だったのが落ち着き、(ととのいました・・・)お風呂から出て1人でお着替えもできました。
その日は、その後終始落ち着いて過ごすことができました。
今回の温泉の体験を通じて、今までは周りに迷惑をかけるかもしれないと思い、大浴場に連れて行くことは自粛していたのですが、大好きなお風呂を目の前にし、マカトンサインの「待ってね」がとても効果的であることがわかり、衝動的な行動を抑制できたことに我が息子の成長を感じました。
このように、少しずつではありますが、周りに迷惑をかけないよう、スモールステップでいろんな体験をさせてあげたいと思います。
フォレストキッズ八事教室は、「発語が遅い」「落ち着きがない」「手先が不器用」など、発達の遅れなどでお困りの事を抱えるお子様を対象とした、個別療育を行う事業所です。
当教室では、言語聴覚士や作業療法士が在籍していますので、専門的な支援をさせていただいております。
また、1歳児から3歳児を対象として、親子教室も定期的に無料で開催しております。
お子様の発達で気になる事があったり、育てにくいとお感じになりお困りごとがあれば当教室へお気軽にお問い合わせ下さいませ。
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