みなさんこんにちは。
フォレストキッズ八事教室の代表の森です。
知的障害と多動性を伴う自閉症の我が息子について、先日フォレストキッズ八事教室での療育中に気づいたことがあったので、そのご報告をさせていただきます。
現在我が息子は、フォレストキッズ八事教室での個別療育において、言語聴覚士の指導のもと、マカトンサインによる言語訓練を中心に支援を受けています。
また、多動性を持つ特性上、言語訓練を行う前に、感覚統合を取り入れた粗大運動を行い、気持ちを発散させた後、机上の取組みや言語訓練へ移行することで、落ち着いた心の状態のもとで支援を受けることができています。
そんな我が息子ですが、特にお気に入りなのは、感覚統合療法のひとつである、前庭覚を刺激する「ハンモック」でユラユラすることです。
その日は作業療法士の先生がついてくれていて、ハンモックでユラユラしている最中に、先生が我が息子の身体にコチョコチョ遊びをして刺激を入れていたところ、我が息子から笑いながら「やめてー」と言葉の表出がありました。
はじめて我が息子の口から「やめて」という言葉を聞き大変驚きました。
ハンモックでユラユラしていることで精神的に安定し、コチョコチョ遊びで他者との関わりを楽しいと感じている瞬間で、自然にその言葉が出たのだと思います。
「やめて」という言葉は、普段の生活の中で周囲から自分に対して度々使われいてよく聞いているため、内言語(頭の中では)では理解はしていたと思います。
今回は、いままで出来なかったことができるようになるには、精神的な満足度が優位な状態であるとともに、自尊感情が高まっている環境のもとで達成できるということを、我が息子を通じて見ることができました。
このことから感じたのは、健常のお子さまと比べると発達がゆっくりな子どもに対しての子育ては、その「過程」がいかに大切かを改めて感じました。
すぐに結果を求めてしまい、焦らせて周囲と比べてしまう環境下では、自尊感情を低下させてしまい、伸ばせる力も伸びなくなってしまう恐れがあります。
フォレストキッズ八事教室では、一人一人のお子さまの「好きなこと」「楽しいこと」に着目し、スモールステップで「できた」ことを積み重ねて自尊感情を育むことを大切にしています。そして、支援の過程を保護者さまと共有して、ご家庭でも取り組めるように支援させていただいております。
また、1歳児から3歳児を対象として、親子教室も定期的に無料で開催しております。
お子様の発達で気になる事があったり、育てにくさをお感じになり、お困りごとなどがございましたら当教室へお気軽にお問い合わせ下さいませ。
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我が息子㊶「やーめーてー(^^♪」 発達障害 親の気持ち
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