みなさんこんにちは。
フォレストキッズ八事教室の代表の森です。
知的の遅れを伴う自閉症の特性を持つ我が息子についてですが、もう残すところ1週間ほどで保育園を卒園する日を迎えます。
振り返ると、あっという間の2年間でした。
自閉症という特性を持つ我が息子が、この保育園でどのように過ごし、成長してきたのかを思うと、感慨深い気持ちになります。
先日、妻が保育園の先生とお話をする機会があり、そこで彼女は、障害を持つ息子の存在が、お友だちにとって迷惑になってしまったのではないか、あるいはお友だちがやりたい活動を我慢しなければならない場面があったのではないか、という不安を正直に打ち明けました。
しかし、先生の答えはとても温かいものでした。
「確かに、時にはお友だちが息子さんの行動を理解するのに時間がかかったこともありました。でも、それは決して『迷惑』ではなく、むしろ子どもたちにとって『学び』の機会でしたよ。」先生は、子どもたちが息子の特性を理解し、どうすれば一緒に楽しく過ごせるかを考えることで、思いやりの心を育んできたと話してくださいました。
実際、我が息子はお友だちに恵まれていました。
ある子は彼のこだわりにそっと寄り添い、またある子は「こうすると一緒に遊べるよ!」と工夫して関わってくれました。
そして、我が息子の存在に救われたお友だちも何人もいたそうです。
その理由に自然と数名のお友だちが息子のところへ集まり、一緒に過ごすことがあったそうです。
我が息子の純粋な優しさや独特の視点が、お友だちにとって安心や励ましになっていたそうで、こんな息子でも周りのお友だちのお役に立てられていたということを知り、妻と共に私たちの胸が熱くなりました。
お世話になった保育園では、障害のある子どもと健常のこどもと一緒に関わる場があり、先生たちのお力添えにより、自然と目指すべきインクルージョンへ向けた取り組みがされていたと思います。
インクルージョンとは、特別な支援が必要な子どもを「受け入れる」ことではなく、共に過ごし、共に学び合うことなのだと改めて実感しました。
もうすぐ卒園で、4月からは特別支援学校へ入学の予定です。
特別支援学校では、これまでのように健常の子どもたちと関わる時間がほとんど無くなると思います。
これまでの保育園生活が、我が息子にとってとても恵まれていた環境であったため、新しい環境のもと特別支援学校へ入学することを決めたことに本当にこれでよかったのか親として自問自答を繰り返す日々が続くと思います。
親として本人が一番幸せと感じる選択をしたと思っていますが、意思表示を示すのが難しい我が息子にとって、こればかりは将来になってみないとわかりません。
インクルーシブ教育という環境が整っていたのならこのような迷いや苦悩もなかったと思います。ぜひ近い将来、インクルーシブ教育の実現に向けて日本の教育制度が変わることを願っています。
フォレストキッズ八事教室は、1歳児から未就学の発達にご不安のあるお子様に、個別で療育支援を行う事業所です。
言語聴覚士や作業療法士などの専門職が在籍しているので、「言葉のおくれ」や、「手先が不器用」などのご不安に対し、専門的な支援をさせていただいています。
また経験豊かな保育士や児童指導員が多く在籍しているので、毎日楽しい支援を提供できるよう、一人一人に合わせた手作りの教材を使って支援しています。
お子様の発達にご不安を抱えていたら、お気軽に当教室までお問い合わせ下さいませ。
ーーーーーーーーーー
フォレストキッズ八事教室
📞 TEL:052-846-5672
〈受付時間〉
平日 10:00~18:00
土・祝日 9:00~17:00
我が息子57「もうすぐ卒園だね・・・」発達障害 親の気持ち
その他のイベント
25/03/17 17:24
