みなさんこんにちは。
フォレストキッズ八事教室の代表の森です。
知的障害を伴う自閉症の特性を持つ我が息子ですが、先日保育園の卒園式がありましたのでその様子をお伝えしたいと思います。
我が息子が入園したばかりの頃を思い出すと、集団での活動が難しく、入園式のときはじっと待つことができず、セレモニーの間は別室で待機していました。
そんな我が息子が、卒園式の間、ちゃんと座っていられるのか不安な気持ちで見守っていました。
けれど我が息子には大好きなものがありました。
それは「花」。
会場の舞台には、お祝いの花の鉢が飾られていました。
それを見つけた我が息子は、すぐに駆け寄り、花を手に取って喜びました。
そのおかげで、ご機嫌のまま卒園式を過ごすことができたのです。
しかし、思いがけないハプニングも起こりました。
我が息子が嬉しさのあまり、鉢から花を引き抜いてしまい、舞台に土がこぼれてしまったのです。
私は一瞬、我が息子が退場させられるのではないかと心配になりました。
でも、そのとき近くにいたお友達の何人かが、何事もなかったかのようにすぐ片付けてくれたのです。
そして、先生方もその様子を温かく見守ってくれていました。
もし、障害のある子どもへの理解がなければ、「式典を乱してしまった」として息子は退場させられていたかもしれません。
でも、この保育園ではそうはなりませんでした。
健常の子どもたちが、自然に息子を助けてくれた。
そして、大人たちがその関わりを大切に見守ってくれた。
この経験を通じて、私は「インクルーシブな環境」の大切さを改めて実感しました。
「障害のある子も、そうでない子も、互いに支え合いながら共に過ごす。」その環境を作ってくださった先生方に、心から感謝しています。
そして、我が息子を自然に受け入れ、一緒に過ごしてくれたお友達にも感謝しています。
後日、先生方とお話しする機会があり、先生方も卒園式で我が息子が楽しんで式に参加できるか心配していたそうですが、飾ってあった「お花」に助けられたとお話ししてくれました。
私はせっかくの花を台無しにしてしまい申し訳ない気持ちでいたのですが、そんな出来事も快く受け入れてくださった保育園の先生方のお気持ちに感銘を受けました。
小学校に進んでも、我が息子を受け入れていただけるこのような温かい環境があるのか心配していますが、今後の新しい生活を見守っていきたいと思います。
フォレストキッズ八事教室は、発達のゆっくりなお子様の発達支援を行う事業所です。
言語聴覚士や作業療法士による専門的な支援もさせていただいております。
また、私自身も当事者の親ということもあり、保護者に寄り添いながらの保護者目線の療育支援を大切にしています。
もし、お子様の発達にご不安やお困りごとがあれば当教室までお気軽にお問い合わせくださいませ。
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