みなさんこんにちは。
フォレストキッズ八事教室の代表の森です。
先日のブログでは、我が息子が無事に卒園式を終えたことをご報告させていただきました。
知的障害を伴う自閉症という特性を抱えながら、毎日頑張って通った園生活。小さな背中に背負ってきた日々の成長を、卒園式という節目で改めて感じることができました。今も保育園での日々を思い起こし、妻と共に保育園ロスが続いています。
そして今、入学式を目前に控え、親の私も、我が息子も、どこかしらそわそわとナーバスになっています。
「小学校はどうだろう」「環境に慣れるまで、きっといろんなことがあるよね」
わかってはいるけれど、不安と期待が入り混じって、心がざわざわしてしまいます。
発達障害の子どもを育てていると、毎年この“年度の変わり目”が、本当に心にこたえます。
保育園・幼稚園から小学校への進学やクラス替えなど──環境が変わるたびに、子どもも親も、大きなエネルギーを使います。
私自身も、毎年この時期は「大丈夫かな」「うまくやれるかな」と心配が尽きません。
でも、そんな中で先日、少し気分転換にと出かけた近所の公園で、心がふっと軽くなるような出来事がありました。
春の陽気に誘われて、公園にはいろんなお花が咲いていました。
すると我が息子が、ふときれいなお花が咲いている花壇に立ち止まり、じーっと見つめはじめたんです。
最初は「あれ?珍しいな」と思って見ていたのですが、そのまま、10分、15分とずっとお花を見つめたまま動かずにいました。
普段の我が息子は公園に行くと、衝動的で落ち着きがなく、遊具の高いところに登ったり、裸足になって走り回ったりすることがほとんどです。
だからこそ、その時の落ち着いた様子には本当に驚かされました。
まるで時間がゆっくりと流れているような、そんな穏やかなひとときでした。
「この子にも、こんな一面があるんだなぁ」
そう思ったら、胸の奥がじんわりと温かくなって、何とも言えない癒しの気持ちに包まれました。
きっと、我が息子なりに、春の訪れを感じたり、お花の美しさに心を動かされたりしていたのかもしれません。
言葉では表現できない彼の感性が、ふとした瞬間にこうして現れるのだとしたら、それはとても尊いことだなと思います。
もうすぐ入学式です。
新しい環境に馴染むまで、きっとまたいろんな波があると思います。
荒れる日々が続くかもしれないと、親としては覚悟しています。
でも、あの日見たお花を見つめる穏やかな姿を思い出すと、「大丈夫、この子にはこの子のペースがある」と、少し肩の力が抜ける気がします。
発達障害のお子さんを育てている親御さんなら、きっとこの春の不安定さ、胸のざわつき、など抱えながら過ごしているのでないでしょうか。
でも同時に、それぞれのお子さんが見せてくれる、ふとした優しさや、何気ない癒しの時間──そういうものを思い出すことができれば、きっとこの季節も、親子で乗り越えていけると信じています。
私も、そう信じて、新しい生活の場に向かっています。
同じように日々頑張っているすべての親御さんに心共にしながら私自身も一緒に乗り越えていきたいと思っています。
フォレストキッズ八事教室では、お子様が生まれ持った能力を発揮できるよう、お子様の「好きなこと」や「得意なこと」に着目して、一人一人に合ったオーダーメイドの療育を提供しています。
そして言語聴覚士や作業療法士が在籍していますので、専門的な支援もその子に合わせて行っております。
また、1歳児から3歳児を対象として、親子教室も定期的に無料で開催しております。
お子様の発達で気になる事があったり、育てにくいとお感じになりお困りごとがあれば当教室へお気軽にお問い合わせ下さいませ。
ーーーーーーーーーー
フォレストキッズ八事教室
📞 TEL:052-846-5672
〈受付時間〉
平日 10:00~18:00
土・祝日 9:00~17:00
我が息子59「お花を見つめる時間」発達障害 親の気持ち
その他のイベント
25/04/08 14:29
