みなさんこんにちは。
フォレストキッズ八事教室の代表の森です。
知的障害を伴う自閉症の特性を持つ我が息子について、特別支援学校への入学の日から少し慣れてきて、一人でバスで通う日々が始まり、その様子の中で我が息子の変わった一面が見れた場面があったのでそのご報告をさせていたます。
その日も、我が息子は元気に特別支援学校へ向かう日でした。
毎朝、母親がスクールバスのバス停まで一緒について行き、見送っています。
最近ではその流れにもすっかり慣れてきて、我が息子なりに落ち着いた朝を過ごせるようになってきました。
バスが到着し、バスの職員さんに誘導されながら乗り込んでいく我が息子。そして、その日はたまたま、窓際のよく見える席に座ったそうです。
妻は外から「いってらっしゃい」と手を振ったのですが、その時、我が息子はふと母親の存在に気づいた様子を見せました。
でも、次の瞬間、我が息子は手を振ることなく、窓にぺたりと手のひらを当てたのです。
まるで「見ないで」と言わんばかりに。
それを見た妻は、一瞬、戸惑ったと言っていました。
というのも、以前にもブログで書かせていただきましたが、家にいるときの我が息子は、母親に対するこだわりがとても強いのです。
少しでも姿が見えなくなると「おかあさん?」とすぐに呼びかけ、家の中での安心の基準は、常に「お母さんがどこにいるか。」そんな日々の様子を見ていたからこそ、バスの中で見せた“距離のある”ような態度が、あまりにも違って見えたようでした。
それを聞いて、私も思わず考えてしまいました。
あの時、我が息子は自分の中で「学校モード」にスイッチを切り替えていたのかもしれません。もしそうだとしたらなんて頼もしい出来事だったんだろうと。しかし本当のところは分かりません。まだ自分の思いをうまく言葉にして表現できない我が息子の行動の意味を、私たちは日々想像し、感じ取ることしかできません。
ただ一つ言えるのは、我が息子は確実に、静かに、そしてしっかりと成長しているということ。学校でも、家庭でも、そしてこうした見送りの場面でも、小さな一歩が積み重なっていることを、妻の話を通じて改めて感じました。
子どもはいつも、親の思いを少しずつ追い越すようにして、前に進んでいくのかもしれませんね。
フォレストキッズ八事教室では、お子さま一人ひとりの「好き」や「得意」に寄り添いながら、その子が本来持っている力を引き出すオーダーメイドの療育支援を行っています。
言語聴覚士や作業療法士といった専門職も在籍しており、お子さまの発達に合わせた専門的なサポートも提供しています。
「ちょっと気になるな」「育てにくさを感じるかも」――そんな小さな不安も、ぜひお気軽にご相談ください。フォレストキッズ八事教室が、ご家族とお子さまの歩みにそっと寄り添います。
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