
みなさんこんにちは。
名古屋市昭和区にある児童発達支援事業所「フォレストキッズ八事教室」代表の森です。
当教室では、発達に特性のあるお子さま一人ひとりに寄り添い、「できた!」を積み重ねる個別療育を大切にしています。私自身、発達障害のある息子を育てる父親でもあり、子育てや療育の道のりで出会うさまざまな悩みや気づきを、同じような立場の方々と共有していきたいという思いで日々ブログを綴っています。
今回は、長年小児科医として、特に児童の発達の分野で尽力されている大学病院の教授と意見交換させていただく機会があり、その時のお話の内容をみなさんにも共有できればと思いこちらのブログで綴らせていただきます。
~~医療機関との連携を大切にした放デイを目指して~~
今回、面会させていただいた大きな目的の一つは、現在我が息子の成長にともない、新たな放課後等デイサービスの開所を模索していて、医療に携わる教授の見識を伺いたく訪問させてもらいました。
私は常々、支援事業所は学校や保育園、医療機関や他事業所など、支援が必要とする子どもたちが普段からつながっている関係機関と連携を密にして、同じ方向性のもと子どもたちの成長を見守る体制づくりの必要性を感じていて、私どもの事業所もこの支援の輪の一つとして携わることができればと考えていました。
教授は医療と福祉の連携に非常に理解が深く、将来的に立ち上げを考えている放デイについて、「医療的な視点を持った支援者とつながることはとても大切」と力強くアドバイスをくださいました。
特に、現在名古屋市内には「個別療育」にしっかりと取り組んでいる放デイが少ないため、「ぜひ、環境調整された個別支援に力を入れた事業所を」と背中を押していただき、大きな励みとなりました。
~~我が息子の睡眠障害と向き合う日々~~
話が進む中で、つい個人的な相談も…。以前このブログでも書かせていただいた、我が息子の睡眠障害について相談させていただきました。
夜の寝つきが悪い、夜中に一度起きてしまうと朝まで寝ないで遊んでしまう…。そのたびに親も眠れず、日中の生活にも支障が出ることもあります。
現在は、療育センターの主治医の判断で「メラトベル」という薬を使っています。これは、自閉症のお子さんによく処方される睡眠導入薬で、海外では時差ボケ解消のサプリメントとして市販されているそうで、安全性の高いものです。
ただ、悩みは「途中覚醒」です。寝つきはよくなったものの、夜中に目を覚ましてしまい、なかなか深く眠ることができていません。
このことを教授に相談したところ、「リスペリドン」という薬を紹介していただきました。これは、自閉症スペクトラムの子どもの睡眠障害、とくに途中覚醒に効果があるとされている薬だそうです。
以前、療育センターの主治医からもこの薬の話が出たことがありましたが、「幼いうちから薬に頼るのはどうか」という母親の不安もあり、まだ処方には至っていません。
~~「薬」か「環境調整」か~~
教授のお話の中で印象的だったのは、「薬の副作用よりも、十分な睡眠が取れないことの方が子どもの発達に悪影響を与える可能性が高い」という指摘でした。
もちろん、薬には副作用のリスクもあります。でも、日中の活動が不安定だったり、情緒が乱れやすかったりする原因のひとつに、夜ぐっすり眠れていないことがあるかもしれない…。
改めて、夫婦でよく相談し、今後の方針については療育センターの主治医ともう一度しっかり話し合っていこうと思います。
ちなみに、我が家では現在、なるべく薬に頼らずにと、夜の就寝時間の調整や、日中の活動の質・量に工夫を加えることで、環境面からの取り組みを行っています。
~~同じ悩みを抱える保護者の方へ~~
子どもの睡眠障害は、保護者にとって本当につらい問題です。そして、その悩みは、なかなか周囲に理解されづらいものでもあります。
「どうして眠れないのか」
「どうしたらぐっすり寝てくれるのか」
「薬に頼っていいのかどうか」
私たちも、日々悩みながら子育てをしています。
だからこそ、今後もこのような経験や、信頼できる医療機関の見解などをブログで発信していくことで、同じ悩みを抱える方の不安を少しでも軽くできたらと思っています。
「正解」はひとつではないけれど、子どもにとってよりよい環境をつくるために、できることを一つずつ。
また何か新しい学びや出会いがあれば、この場で共有をさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今後も「フォレストキッズ八事教室」の活動や、子育て・療育に関する情報を発信してまいります。
ーーーーーーーーーー
フォレストキッズ八事教室
📞 TEL:052-846-5672
〈受付時間〉
平日 10:00~18:00
土・祝日 9:00~17:00
名古屋市昭和区にある児童発達支援事業所「フォレストキッズ八事教室」代表の森です。
当教室では、発達に特性のあるお子さま一人ひとりに寄り添い、「できた!」を積み重ねる個別療育を大切にしています。私自身、発達障害のある息子を育てる父親でもあり、子育てや療育の道のりで出会うさまざまな悩みや気づきを、同じような立場の方々と共有していきたいという思いで日々ブログを綴っています。
今回は、長年小児科医として、特に児童の発達の分野で尽力されている大学病院の教授と意見交換させていただく機会があり、その時のお話の内容をみなさんにも共有できればと思いこちらのブログで綴らせていただきます。
~~医療機関との連携を大切にした放デイを目指して~~
今回、面会させていただいた大きな目的の一つは、現在我が息子の成長にともない、新たな放課後等デイサービスの開所を模索していて、医療に携わる教授の見識を伺いたく訪問させてもらいました。
私は常々、支援事業所は学校や保育園、医療機関や他事業所など、支援が必要とする子どもたちが普段からつながっている関係機関と連携を密にして、同じ方向性のもと子どもたちの成長を見守る体制づくりの必要性を感じていて、私どもの事業所もこの支援の輪の一つとして携わることができればと考えていました。
教授は医療と福祉の連携に非常に理解が深く、将来的に立ち上げを考えている放デイについて、「医療的な視点を持った支援者とつながることはとても大切」と力強くアドバイスをくださいました。
特に、現在名古屋市内には「個別療育」にしっかりと取り組んでいる放デイが少ないため、「ぜひ、環境調整された個別支援に力を入れた事業所を」と背中を押していただき、大きな励みとなりました。
~~我が息子の睡眠障害と向き合う日々~~
話が進む中で、つい個人的な相談も…。以前このブログでも書かせていただいた、我が息子の睡眠障害について相談させていただきました。
夜の寝つきが悪い、夜中に一度起きてしまうと朝まで寝ないで遊んでしまう…。そのたびに親も眠れず、日中の生活にも支障が出ることもあります。
現在は、療育センターの主治医の判断で「メラトベル」という薬を使っています。これは、自閉症のお子さんによく処方される睡眠導入薬で、海外では時差ボケ解消のサプリメントとして市販されているそうで、安全性の高いものです。
ただ、悩みは「途中覚醒」です。寝つきはよくなったものの、夜中に目を覚ましてしまい、なかなか深く眠ることができていません。
このことを教授に相談したところ、「リスペリドン」という薬を紹介していただきました。これは、自閉症スペクトラムの子どもの睡眠障害、とくに途中覚醒に効果があるとされている薬だそうです。
以前、療育センターの主治医からもこの薬の話が出たことがありましたが、「幼いうちから薬に頼るのはどうか」という母親の不安もあり、まだ処方には至っていません。
~~「薬」か「環境調整」か~~
教授のお話の中で印象的だったのは、「薬の副作用よりも、十分な睡眠が取れないことの方が子どもの発達に悪影響を与える可能性が高い」という指摘でした。
もちろん、薬には副作用のリスクもあります。でも、日中の活動が不安定だったり、情緒が乱れやすかったりする原因のひとつに、夜ぐっすり眠れていないことがあるかもしれない…。
改めて、夫婦でよく相談し、今後の方針については療育センターの主治医ともう一度しっかり話し合っていこうと思います。
ちなみに、我が家では現在、なるべく薬に頼らずにと、夜の就寝時間の調整や、日中の活動の質・量に工夫を加えることで、環境面からの取り組みを行っています。
~~同じ悩みを抱える保護者の方へ~~
子どもの睡眠障害は、保護者にとって本当につらい問題です。そして、その悩みは、なかなか周囲に理解されづらいものでもあります。
「どうして眠れないのか」
「どうしたらぐっすり寝てくれるのか」
「薬に頼っていいのかどうか」
私たちも、日々悩みながら子育てをしています。
だからこそ、今後もこのような経験や、信頼できる医療機関の見解などをブログで発信していくことで、同じ悩みを抱える方の不安を少しでも軽くできたらと思っています。
「正解」はひとつではないけれど、子どもにとってよりよい環境をつくるために、できることを一つずつ。
また何か新しい学びや出会いがあれば、この場で共有をさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今後も「フォレストキッズ八事教室」の活動や、子育て・療育に関する情報を発信してまいります。
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