みなさんこんにちは。
フォレストキッズ八事教室の代表の森です。
私は名古屋市昭和区で、発達に特性のあるお子さまや、そのご家族をサポートする児童発達支援事業所を運営しています。
そして、代表者であると同時に、発達に特性がある子を育てる保護者でもあります。
小学1年生になる双子の父親で、兄のほうが知的障害を伴う自閉症の特性を持っています。日々、家庭において子どもたちと「より良い関わり方」を模索しています。
先日、名古屋市立大学の「こころと発達寄附講座」が主催する学び直し講座を受講しました。この講座は、名古屋市立大学と名古屋市が連携して、地域を支える医療機関でも発達支援の相談や診療につなげられるように、裾野を広げる取り組みの一環です。本来は医療従事者向けですが、ご縁があり私も参加させていただきました。
CAREプログラムとの出会い
今回の講義のテーマは「エビデンスのある保護者支援」で、その中で紹介されたのが「CAREプログラム」です。
CAREは、特に発達に特性のある子どもとの関わり方を学べる、シンプルで実践しやすいプログラムです。特徴は、保護者だけでなく祖父母、親戚、保育園や学校の先生など、子どもに関わるすべての大人が対象であること。目的はとても明確で、「大人と子どもの絆を深める」ことです。
方法も難しくありません。1日5分、子ども主導で遊ぶ時間を取り、その中で特定の行動を意識して使うだけです。だからこそ、誰にでもすぐに取り入れやすいのです。
減らす行動・増やす行動
講座では、「5分間の遊び時間に意識する6つのポイント」として、次のように整理されていました。
減らす行動
1. 命令(例:「こうやってやってごらん」「それ作ってみて」)
2. 質問(例:「何作ってるの?」「どうやるの?」)
3. 批判(例:「それはだめ」「下手だね」)
増やす行動
1. 具体的に褒める(例:「手伝ってくれてありがとう」「上手に乗せられたね」)
2. 繰り返す(例:子ども「すごい!」→大人「本当にすごいね」)
3. 行動を言葉にする(例:「青いブロックを上に置いたね」「車を走らせたんだね」)
我が息子に実践してみて
講義を受けたその日のうちに、我が息子(自閉症の特性を持つ兄)と過ごす5分間にこの方法を試してみました。
すると驚いたことに、これまで遊びの中でほとんど目を合わせなかった我が息子が、その日から私としっかり目を合わせる場面が増えたのです。
正直、こんなにすぐ効果を感じられるとは思っていませんでした。もちろん一度で全てが変わるわけではありませんが、「関わり方を少し変えるだけで、こんなにも反応が変わるのか」と実感しました。
それ以来、毎日この5分間を欠かさず続けています。
今回学んだのはCAREプログラムの一部に過ぎないと思いますが、非常に実践的で効果を感じられる内容でした。今後はもっと深く学び、日々の関わりに取り入れながら、フォレストキッズ八事教室の保護者交流会などの機会に直接お伝えできればと思っています。
フォレストキッズ八事教室では、発達に特性のあるお子さま一人ひとりの個性やペースに合わせた支援を行っています。
言語聴覚士や作業療法士などの専門職が在籍し、言語・運動・感覚など、多方面からアプローチし、保護者の方と二人三脚で成長をサポートします。
また、こうした外部講座や新しい支援方法を積極的に学び、職員の皆さんと共有することで、より良い支援の環境を整えるよう心がけています。
最後に、CAREプログラムとの出会いは、私にとって大きな気づきでした。
特別な準備や長い時間がなくても、たった5分の自身の言動を意識した関わりで、我が息子との距離を縮め、笑顔を増やすことができる、そんな希望を感じた講座でした。今回、この講座に参加させていただき心から感謝申し上げます。
ーーーーーーーーーー
フォレストキッズ八事教室
📞 TEL:052-846-5672
〈受付時間〉
平日 10:00~18:00
土・祝日 9:00~17:00
フォレストキッズ八事教室の代表の森です。
私は名古屋市昭和区で、発達に特性のあるお子さまや、そのご家族をサポートする児童発達支援事業所を運営しています。
そして、代表者であると同時に、発達に特性がある子を育てる保護者でもあります。
小学1年生になる双子の父親で、兄のほうが知的障害を伴う自閉症の特性を持っています。日々、家庭において子どもたちと「より良い関わり方」を模索しています。
先日、名古屋市立大学の「こころと発達寄附講座」が主催する学び直し講座を受講しました。この講座は、名古屋市立大学と名古屋市が連携して、地域を支える医療機関でも発達支援の相談や診療につなげられるように、裾野を広げる取り組みの一環です。本来は医療従事者向けですが、ご縁があり私も参加させていただきました。
CAREプログラムとの出会い
今回の講義のテーマは「エビデンスのある保護者支援」で、その中で紹介されたのが「CAREプログラム」です。
CAREは、特に発達に特性のある子どもとの関わり方を学べる、シンプルで実践しやすいプログラムです。特徴は、保護者だけでなく祖父母、親戚、保育園や学校の先生など、子どもに関わるすべての大人が対象であること。目的はとても明確で、「大人と子どもの絆を深める」ことです。
方法も難しくありません。1日5分、子ども主導で遊ぶ時間を取り、その中で特定の行動を意識して使うだけです。だからこそ、誰にでもすぐに取り入れやすいのです。
減らす行動・増やす行動
講座では、「5分間の遊び時間に意識する6つのポイント」として、次のように整理されていました。
減らす行動
1. 命令(例:「こうやってやってごらん」「それ作ってみて」)
2. 質問(例:「何作ってるの?」「どうやるの?」)
3. 批判(例:「それはだめ」「下手だね」)
増やす行動
1. 具体的に褒める(例:「手伝ってくれてありがとう」「上手に乗せられたね」)
2. 繰り返す(例:子ども「すごい!」→大人「本当にすごいね」)
3. 行動を言葉にする(例:「青いブロックを上に置いたね」「車を走らせたんだね」)
我が息子に実践してみて
講義を受けたその日のうちに、我が息子(自閉症の特性を持つ兄)と過ごす5分間にこの方法を試してみました。
すると驚いたことに、これまで遊びの中でほとんど目を合わせなかった我が息子が、その日から私としっかり目を合わせる場面が増えたのです。
正直、こんなにすぐ効果を感じられるとは思っていませんでした。もちろん一度で全てが変わるわけではありませんが、「関わり方を少し変えるだけで、こんなにも反応が変わるのか」と実感しました。
それ以来、毎日この5分間を欠かさず続けています。
今回学んだのはCAREプログラムの一部に過ぎないと思いますが、非常に実践的で効果を感じられる内容でした。今後はもっと深く学び、日々の関わりに取り入れながら、フォレストキッズ八事教室の保護者交流会などの機会に直接お伝えできればと思っています。
フォレストキッズ八事教室では、発達に特性のあるお子さま一人ひとりの個性やペースに合わせた支援を行っています。
言語聴覚士や作業療法士などの専門職が在籍し、言語・運動・感覚など、多方面からアプローチし、保護者の方と二人三脚で成長をサポートします。
また、こうした外部講座や新しい支援方法を積極的に学び、職員の皆さんと共有することで、より良い支援の環境を整えるよう心がけています。
最後に、CAREプログラムとの出会いは、私にとって大きな気づきでした。
特別な準備や長い時間がなくても、たった5分の自身の言動を意識した関わりで、我が息子との距離を縮め、笑顔を増やすことができる、そんな希望を感じた講座でした。今回、この講座に参加させていただき心から感謝申し上げます。
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