毎日アンフィニを利用してくれているA君をお迎えに行った。
その日は約束の時間になっても出てこない。
近くの教員に声をかけても学童に声をかけてもA君はいなかった。
しばらくするとクラス担任が出てきて校庭にいたA君の居場所を教えてくれた。
A君に話を聞くとその日はお母さんの誕生日でキラキラした石をプレゼントしようとしていたが学校でなくしてしまってパニックになってしまった、パニックになったA君を見かねてサポートについている先生と一緒に校庭でキラキラの石を探していたとのことだった。私はA君の優しい思いに心打たれた。担任は「アンフィニさん待っているよ、行こうよ」と声をかけた。A君はキラキラした石を見つけようと耳を貸さない様子だった。
私はA君を叱るでもなく、「A君優しいね~お母さん喜ぶよ」といった。
「そうかな~キラキラの石を持っていたのだけどなくしてしまったのだよ」とこたえてくれた。
私は「アンフィニにとっておきのものがあるからお母さんにキラキラしたものを作ってプレゼントしようよ」と言うと、え?と言った顔になり「うん!そうする」とその場をすぐに後にして自作のプレゼントを準備した。
落ち着いた頃にA君と話をした。
「素敵なプレゼントができてお母さん喜ぶと思うよ」と伝えるとA君は「喜んでくれるかな」と顔がほころんだ。
「うまくいかなくなったときなどは黙ってどこかにいかないで周りの大人に教えてね。今日はA君と会えなくてびっくりしたし、みんなで心配したんだよ」と伝えると「心配かけてごめんなさい」と私に謝ってくれた。
大人もそうだが感情が高ぶっているときは何も手につかないし、話も聞いていない状態だ。大人がそうなのだから子どもはより一層だと思う。感情やコンディションをみないと押し付けになってしまう。でも子どもの思い通りも違うと思う。この匙加減を毎日子どもたちをよく観察しながら研鑽していています。
匙加減が上手な人のそばにいると子どもたちは勝手に楽しみを見出し、勝手に成長する。距離が近くても遠くてもダメな子どもとの距離感本当に難しく面白いと感じます。
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2024年2月オープン
児童発達支援・放課後等デイサービス
アンフィニ
JR馬橋駅から徒歩10分
1階に不動産業のアールフィールズさんの緑の看板が目印
建物3階部となります。建物にはエレベーターがございません。
ご予約・相談専用TEL⇒050-1807-6495
アンフィ二では1週間を通しての活動になります
工作や運動、学習などを活動に取り入れています。
教師による「オーダーメイドの療育」
日々変化する利用者様のコンディションを見極め、「個性をのばす」「個性を活かす」活動を行って参ります。
就学に向けて自分でできることをひとつひとつ増やして参りませんか。
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「プレゼント」児発・放デイ アンフィニ代表
教室の毎日
24/12/05 10:55
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