幼稚園保育園から小学校に進学して学校になじめない、周りについていけないといったことがよく聞かれます。
私は教師なので教師の視点からわが子が通う保育所の先生方の子どもの関わりをみてなぜこのようなことが起こるのか感じたことがあります。
それは指導者が前にいるか、横にいるかの違いだと考えます。
これは指導者の立ち位置のことを例えてお伝えをしているのですが、教師は先導する役割で子どもの前にいるイメージ、保育士は保育という環境なので子どもの横にいるイメージだと私は捉えています。
教師も全く共感しないわけではありません。
立ち位置も横にいないわけではありませんが、学校は学びの場であるので常に子どもの横にいては全体が前に進みません。
教師の関わりとしてわかりやすいイメージはサザエさんのエンディングのイメージ。
サザエさんの合図によって家族が滞りなく進むみたいな。
できている子、やる気がある子の少し手の届かないところに進むべき道を設定をしてからできていない子、やる気になっていない子のところまで戻り全体の均整を取っていく関わりを授業内で行っています。
保育士は子どもの横にいていつでも代弁してくれたり、泣いている子にすぐにかけより手厚くフォローをする関わりのように感じます。
私はこういった関わりはしません。
泣いていても泣く場所を設定をして泣ききるまで自身に向き合ってもらって気持ちが落ち着いた頃に状況の確認をします。どうして泣いていたのか、どうしたかったのか、これからどうするべきかを聞き出します。自分の言葉で伝えてもらいます。推し量ってこちらが言葉にしてしまったら子どもは一向に自分の状況を言葉にできず周囲に伝えられない人間に仕上がってしまうからです。
私の支援の中で何か相手にしてしまった子に対して「謝ろう」という言葉はほとんどかけません。
先ほどの聞き取りを丁寧にするので、これからどうするべきかの場面で自分が悪いと感じたら自分から謝らなくてはいけないと子ども自身が気が付くからです。
自分で言葉にする、自身で気がつくように持っていく関わりを大切にしています。
そうは言っても関わりとしてはどちらも間違っていないと思います。
しかし、その関わりのギャップになじめない子どもが増えているのも事実だと感じます。
今までと先生の対応が違う!という思いに苦しむ子どもが増えているならば、せめて地域の幼保と学校での関わりをもっと増やすべきだと感じます。
地域で子どもを育てていくといった視点で関わりを持たなければ小1の壁なんて言葉はなくならないだろうと感じます。
地域の幼保・学校の先生方も私たちの業種がどのような役割で活動をしているのか知らないのがほとんどだと感じます。私自身も正直よくは知りませんでした。まずは「相手を知る」ことから子どもの未来に繋がるのではないでしょうか。
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2024年2月オープン
児童発達支援・放課後等デイサービス
アンフィニ
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アンフィニでは1週間を通しての活動になります
工作や運動、学習などを活動に取り入れています。
国語教師による「オーダーメイドの療育」「ことばの療育」
日々変化する利用者様のコンディションを見極め、「個性をのばす」「個性を活かす」活動を行って参ります。
就学に向けて自分でできることをひとつひとつ増やして参りませんか。
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「小1の壁」児発・放デイ アンフィニ代表
教室の毎日
25/02/03 06:39
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