ある日放デイのお部屋で不思議な現象が起きました。
その日に利用していないお子さんの帽子がロッカーの上に子どもたちが利用する時間帯にぽんと置いてあったのです。
帽子の持ち主は確かに前日に利用していました。
忘れ物がないか帰り際にはスタッフが必ず確認をしているので何もない状態でその日を迎えていました。
その日利用する子どもたちがそろった時間くらいに急に帽子が降って湧いたようにロッカーの上にあったので辻褄が合いません。
これは前日に間違えて持ち帰った誰かがこっそり置いたのだなと感じました。
子どもたちに聞いてみるようにスタッフにお願いをしました。
犯人さがしをしたいのではありません。
間違えて持ち帰ってしまったことを叱られると思ったから今回のようなことになっていると感じたので、今日利用していない子の帽子がなぜあるか知っている人はいないかと聞いてもらいました。
そして間違いは誰にでも大人にももちろんあって間違えてもいいということ、間違えたら間違えたと知らせてほしいということを合わせて口添えしてもらいました。
すると、間違えちゃったごめんなさいと声が上がりました。
「自分から言えて偉かったね、また自分ではないのにしっかりお話を聞けたみんなも素晴らしかったね」とスタッフが皆に声をかけました。
間違いは誰にでもあります。
大切なのは次に間違えないためにはどうしたらよいかということだと感じます。
机上で社会性を身につけるトレーニング(SST)をしていますという療育施設が多いですが、私は今回のような実際に起こったできごとから間違えてしまったときののぞましい言動を子どもたちに伝えた方が実感として子どもたちがつかみやすいと感じます。
こちらを実践するにもできごとをただのできごととしてスルーしないアンテナをいつでも大人が磨いておくことだと考えます。
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2024年2月オープン
児童発達支援・放課後等デイサービス
アンフィニ
JR馬橋駅から徒歩10分
1階に不動産業のアールフィールズさんの緑の看板が目印
建物3階部となります。エレベーターがございません。
ご予約・相談専用TEL⇒050-1807-6495
アンフィニでは1週間を通しての活動になります
工作や運動、学習などを活動に取り入れています。
国語教師による「オーダーメイドの療育」「ことばの療育」
日々変化する利用者様のコンディションを見極め、「個性をのばす」「個性を活かす」活動を行って参ります。
就学に向けて自分でできることをひとつひとつ増やして参りませんか。
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「間違い」児発・放デイ アンフィニ代表
教室の毎日
25/02/05 06:27
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