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人と接するときの距離感【放課後等デイサービス 佐々木先生】

教室の毎日
今回は人との距離感についてのお話です。

子どもたちがコミュニケーションを築くうえで必要なスキルの1つが「適切な距離感」です。

しかし、低学年のうちは距離感を理解できていない子が圧倒的に多いです。
それは発達障害がある無いに限りません。

例えば、私の経験で人気者の机の周りに寄ってたかって集まり、おしくらまんじゅうをするかのように顔を近づけていた光景がありました。
今思うと、当時の私も距離感が近かったなと思います。

ですが、ほとんどの子どもは「大人」を見て次第に理解していきます。

周りの大人が適切な距離感を保てば、子どもは自ずと真似をして身についていきます。

では、なぜ発達障害のお子様は、距離感を理解することが難しいのでしょうか?

発達障害をお持ちのお子様は言葉や表情に不器用さがあり、非言語的な手段を使ってコミュニケーションを試みることがあります。そのため、距離を詰めてコミュニケーションを取ろうとすることがあります。

では、発達障害のお子様が適切な距離感を理解するのにどのような支援をしていけばいいのか、2つほど例を挙げてみます。

1つは、メジャー(ものさし)を使った支援です。
メジャーに色を塗って「これ以上近くに来ると、嫌な気持ちになる」と教えます。これは視覚的に認知することができるので目線が合いずらかったり、言葉での理解が難しい子にとって効果的です。

2つ目はゲーム感覚の遊び型の支援です。
運動をしながら距離感を学べる遊びです。
「お友達と協力して目標に進む」などの、他者と関わる遊びをすることで距離感を教えていきます。
楽しみながら距離感を学ぶことができるので、自然と距離感を身に着けることができます。

いずれにしても、積み重ねが成長への第一歩となります。

この積み重ねが、人との距離感を学ぶ手助けとなっています。

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