今回は、子どもだけでなく大人にも焦点を当てたお話となります。
皆さんは、人が成長する瞬間はどういった場面だと思うでしょうか?
「できなかったことが、できるようになった」
「練習をして足が速くなった」
「難しい仕事を任されるようになった」
「他人に優しく接することができた」
などなど・・
「成長」と言っても、人それぞれの感じ方により千差万別だと思います。
「成長」は、子どもも大人も分け隔てなく、生涯にわたって起こりうることです。
自然と成長することもあれば、自身で努力して成長に繋げていくこともあります。
今回注目したいのは「自身で努力した結果成長する」という場面です。
人は成長するために何故努力するのか。
ここで、タイトルの3つの「〇〇たい」 が出てきます。
「褒められたい」
「認められたい」
「役に立ちたい」
この3つの要素は、成長と向上心に大きくかかわってきます。
「難しい挑戦だけど、認めてほしいから頑張る」
「頑張った成果が出て褒められた」
「認めてもらえてうれしい!次も頑張ろう」
人の成長の過程のほとんどは、この繰り返しだと思います。
大人も子供も、自己肯定感を高めないと次への意欲へ繋がりません。
頑張っても褒めてもらえない,認めてもらえないの繰り返しではどんどん向上心が失われていきます。
もちろん「褒めて伸ばす」だけが正しいとは限りません。むしろ、しっかりと指導しなけらばならない場面のほうが多いと思います。
ですが、人間の脳は不思議なことに「良い思い出」よりも「悪い思い出」のほうが長く頭に残ってしまう傾向にあるそうです。
優しい言葉をかけていると、他人にも優しい言葉をかけられるようになります。
ですが、厳しい言葉や対応ばかりしていると他人との関わり方が分からず、トラブルに繋がるようなことが起きかねません。
飴と鞭の鞭ばかりでは、せっかく伸びしろのある成長過程もなくなってしまいます。
特に私たちは短い時間の中で子どもたちと密接に関わっていますので人一倍言葉遣いや声掛けに細心の注意を払っています。
いろいろなことに挑戦しようと思えるような声掛け。
成功した時に「やった!」とうれしい気持ちを共有する。
一つ一つは、とても小さなことですが、この積み重ねは必ず成長への足掛かりとなります。
これからも子ども達と楽しさや喜びを共有しながら日々の支援を行ってまいります。
3つの「〇〇たい」(児童発達支援 ゆうり先生)
教室の毎日
24/05/10 11:53