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場面緘黙と人見知り(心理部あきら先生)

教室の毎日
新しい環境に入ったり、初めて会う人を目の前にすると不安や恥ずかしさから上手くおしゃべりできなかったり、黙って親御さんの後ろに隠れてしまったりするお子さんがいます。

そういった様子を見ると、もしかして場面緘黙(ばめんかんもく)?と不安になってしまう方もいらっしゃると思います。

場面緘黙と人見知りの違いとは何でしょうか。

場面緘黙とは、身体的に発声自体に問題はなく、また家などの安心できる空間では話すことができるのに学校などの特定の場所では全く話すことができなくなることを言います。

特定の場所に限らず、家から一歩外に出ると話せなくなるような場合もありますね。

それに比べて人見知りは緊張がほぐれたり、話すことができなかった人に対しても何度か会うことで徐々に話すことができるようになります。

つまり場面緘黙は、普段おしゃべりすることができるのに、同じ環境に適応し始めても特定の場所(あるいは家の外)では話すことができない状態を言います。

では場面緘黙は永遠に話すことができないのでしょうか。

必ずしもそうではありません。

場面緘黙の症状が和らぐ例もたくさんあります。

一方で大きくなってからも初めての場面ではやはり話すことが難しい人もいるようです。

場面緘黙の原因として、発達障害などの発達の要因や、学校や家庭などの環境の要因、社交不安などの心理的な要因が影響していると考えられています。

少し場に慣れるまでは様子を見ていただいて、その上でどうも心配だ、治療法はないの?と思われるようであれば、心療内科や小児科などの医療機関に受診されるのが良いと思われます。

治療法としては心理療法や薬物療法が主となってはいますが、個人に合わせた治療なると思いますので、よく相談されるとよいでしょう。

場面緘黙であるからと言って決して無理やり話させようとしたりせず、筆談やジェスチャーなどの意思疎通の方法を模索しながら焦らず向き合うことが必要です。

それでは最後に今回のまとめをします。

人見知りは慣れれば徐々に話せるようになる状態に対して、
場面緘黙(ばめんかんもく)とは普段話すことはできるのに、家の外や学校などの特定の場所で全く話せなくなることを言い、
大きくなるにつれて症状が改善したり、変化しない場合もあります。

発達や環境、心理的な影響を受けていると考えられています。

症状の改善には、その人個人に合わせた治療・アプローチが必要です。

というわけで今回は場面緘黙についてお話しをしました。

こういったことは周りとよく相談することが大切なので、何かお気づきのことがあればぜひご相談くださいね。

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