本日は母の日です。
児童発達支援(以下、児発)の部、放課後等デイサービス(以下、放デイ)の部共に母の日制作に励みました。
児発の部に於かれましては、花紙を使ったブーケにハートのイラストやお手紙を添えました。児発での制作に心掛けていますのは自分の手で【ギリギリ完成】出来る作品を提供することです。幼稚園や保育園の制作も素晴らしいですが、人員に限りがございますので手を込んだ作品作りは難しいです。その点、当教室はゆとりある人員配置にて寄り添う支援を行っている為、多少手の込んだ制作でも完成まで辿り着くことが出来ます。何事も完成させる、終わらせることは非常に大切なことです。そして、完成した際には沢山褒めてあげ、最後まで終わらせることが非常に凄いことだと認識させることも大切です。もちろん、このことは制作だけに限りません。宿題を終わらせる、ごはんをからっぽにする。何事もやり終えることは非常に大切なことです。小さな内から途中で止める癖を付けさせない為にも【完成出来る】制作活動を続けて参ります。
放デイの部に於かれましては、洗濯物畳み券とメッセージカードとなります。
母の日はカーネーションのイメージが付いていますが、私が小さい頃は肩たたき券とか風呂掃除券を渡していました。それが正しかったとは言えませんが何かしらの意味があったはずだと思い、子供達の為になるものは無いかと模索し洗濯物畳み券に決めました。
次にメッセージカードですが、新1年生が主体の教室ですので平仮名の理解も難しいお子様もいらっしゃいます。自分が分かる範囲内で手紙を書いてもらいました。
あとは絵の具と袋を使ったスタンプを押す作業となります。
さて、今回の制作のキーポイントは【洗濯物畳み】です。皆様、思い出してみてください。小学1年生で洗濯物を畳めましたでしょうか。もちろん、小さい内から教育の一環としてやられていたご家庭もあるかとは思いますが、私はやっていませんでした。むしろ、小学生の時に洗濯物を畳んだ記憶がございません。昨今は多様性が求められている時代ですので男性も女性も家事が出来るに越したことはございません。ですので、スタッフと相談をし半袖シャツを1週間で畳めるように教えていこうとなりました。
子供達に自分のTシャツを持って来てもらい、まずはスタッフが畳む見本を見せ、その次に大きな紙でTシャツを作り、畳む場所を可視化しました。ここで粗方畳むこと出来るようになりました。ここからが問題です。洗濯物を畳むことが物凄くつまらないことです。これは子供ならより一層です。しかし、まだまだ畳むこと出来ない子が多いのでここで止めることが出来ません。
次に考えたのが【洋服屋さんごっこ】です。店員と客に分かれ、客は机上にある洋服を自分の胸に当てて先生に似合っているかを聞き、ダメだしされるとそのまま放置します。似合っていると言われると買いにいきます。次に店員はダメだしされた洋服はぐちゃぐちゃな状態ですので畳みます。お買い上げの際は洋服を畳み袋に入れ「ありがとうございました。」とお礼を言います。
子供達に「洋服屋さんに買いに、若しくは行ったことがあるひと?」と聞くと全員が手を上げました。お店屋さんごっこが大好きな子供達ですので、ルールを説明すると数回で出来るようになりました。
洗濯物を畳むレベルには個人差がございましたが、全員が無事に取り組むことが出来、制作活動を終えられました。
そして、この洗濯物を畳む行為に関しては今後も続けて参ります。出来て損はないはずです。
放デイの制作に心掛けていますのは【意味のある】ことです。
制作に限らず意味のあるプログラムを今後も作成し支援に励みます。
もし宜しければインスタグラムにて児発と放デイの制作の見本を載せてあります。本当に暇で何もやることがない際にお越しください。
又、児童発達支援に於かれましてはエリアによってご利用出来ますのでお気軽にお問い合わせください。
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24/05/12 07:35