HERO ISでは黒板に1日のスケジュールを書いています。
これは子どもたちが視覚を通してスケジュールを確認することで、見通しが立てられ安心感に繋がります。
しかし、1年生のお子様がほぼほぼ占めている教室ですが、私はあえて漢字を多用して書いています。
これには理由があります。
あらかじめ(見通し)漢字を見ておくことで、学校で習った時に安心して取り組むことができます。
国語の授業では知らない漢字の音読み・訓読みを覚え、書き順や字の丁寧さが同時に求められます。それをいきなり覚えるのは難しいです。
そのため、漢字を【形】から覚えていくことで、子どもたちの安心材料となるようにしています。
またもう一つの理由として、子供たちで問題解決をさせるという意図があります。
知らない漢字を書くと、子どもたちは職員にこう言います。
「なんて読むの?」
そのまま教えてあげるのもいいのですが、私の場合はお友達に聞いてみるように声掛けをします。
するとそこで子供同士の会話が生まれますし、コミュニケーションも捗ります。
この日々の積み重ねが子どもたちの苦手なことへの成長に繋げていくのです。
このように、HERO ISではメインプログラムだけでなく、日々の生活を通して子どもたちの成長を支えています。
漢字を多用することで学習への安心感を育み、子ども同士のコミュニケーションを促進することで子どもたちの社会性を育てています。
これらの取り組みが積み重なることで、子どもたちは自信を持って新しいことに挑戦できるようになります。
今後も寄り添い合う支援を続け、子どもたち一人ひとりの成長を見守り、応援していきたいと思います。
読めない漢字をあえて書く 【放課後等デイサービス佐々木先生】
教室の毎日
24/05/21 17:34