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発達障害と性教育【放課後等デイサービス すずな先生】

教室の毎日
発達障害の子どもたちに多く見られる性トラブルとして、「人前で性器をいじってしまう」ことや「人前で服を脱いでしまう」といった行動があります。性教育は、子どもたちが健全に成長し、社会に適応するために不可欠な教育であり、小さいうちから繰り返し行うことが大切です。

発達障害のある子どもたちは羞恥心やプライバシーの概念を理解することが難しいことが多く、理解していても衝動をコントロールできない場合があります。そのため、「恥ずかしさ」や「叱責」を用いるアプローチは効果が薄く、適切ではありません。

例えば、「人前で性器をいじってしまう」という問題に対しては、次のように対応することが考えられます。
必ずしも「性器を触ること=性的な快楽」とは限らず、不安を解消し安心感を得るために性器を触っている場合もあります。
そもそも自分の性器は触ってもいいものであり、人前で触ることが問題なのです。そのため、「トイレの中なら性器を触っても良いよ」「綺麗な手で触るようにしよう」など、場所やタイミング、衛生面に関すること等を具体的に教えていくことが重要です。

また、「人に見せてはいけない、触らせてはいけない部位はどこか」を理解していない子どももいます。成長過程でなんとなく理解する場合もありますが、小さいうちからプライベートゾーンについて学ぶことは、身を守ることにも繋がります。
発達障害を持つ子どもには、視覚的な情報が理解しやすいことがあります。
絵本やイラスト、動画などを使って説明することで、理解が深まります。また、一度だけでなく、繰り返し教えることが必要です。定期的に話題にすることで、子どもがしっかりと理解できるようにします。

HERO ISでは、夏休みのプログラムを通じて「身体の違い」や「プライベートゾーン」、「適切な触れ合い」などについて繰り返し学び、子どもたちが自分の身体を尊重し、大切にすることを目指し、支援してまいります。

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