忙しい毎日を送っていると、知らないうちにストレスが積み重なっていませんか?
ストレスは仕事や家庭など、日常生活の中で自覚がなくても溜まっていくものです。
そして、溜まったストレスは適切に発散させなければなりません。
ストレス解消法はさまざまありますが、今回は身体を動かす【運動療育】の観点からお話ししていきたいと思います。
私たち大人でも日常生活の中で様々なストレスを感じることがあるように、子どもたちもストレスを感じています。特に発達障がいを持つ子どもたちは、日常生活や学校生活の中で大きなストレスを抱えていることが多いです。これは、時間管理や人間関係の難しさなど、特有の困難に直面していることが大きな原因となっています。
例えば、幼稚園や保育園、学校での急な予定の変更です。
「なんで勝手に変えるんだ!」と思うお子様は沢山います。
予定していたことが突然変更されると、その日の見通しが立たなくなり、不安が増してしまいます。
その結果、集中力を欠いたり、感情のコントロールが難しくなったりすることもあります。
また、コミュニケーションがうまく取れないことも、ストレスの一因となります。
このようなストレスを抱え続けると、心が不安定になり、「学校に行きたくない」といった【不登校】という大きな問題に発展することも考えられます。
では、どのようにしてストレスを減らしていくべきでしょうか。
私たちは療育の中で、定期的に運動プログラムを取り組んでいます。
運動は、「ストレスホルモン」であるコルチゾールの分泌を抑え、リラックス効果をもたらします。また、運動後には「幸福ホルモン」と呼ばれるエンドルフィンが分泌され、気分が改善されます。
これにより、精神的な健康がサポートされ、子どもたちの心の安定に寄与します。
運動によってストレスを軽減し、心を安定させることで、学習や人間関係により前向きに取り組むことができるようになります。
本来の課題に全力で向き合えるようにサポートすることが、子どもたちの成長につながります。
私たちは運動だけでなく、日常生活や他のプログラムを通して楽しみながら子どもたちの心身の健康をサポートし、彼らの成長を後押しする支援をこれからも続けていきます。
運動療育について【保健体育 たいち先生】
教室の毎日
24/08/23 18:52