「ママ、これよんで。」
「えー!またそれ?違うの持ってきなよー」
親子の会話、これ、あるあるでしょうか?
この会話、十数年前の私とわが家の子どもとのよくある会話でした。
【本にたくさん触れ合ってほしい】
という思いがあり、図書館で絵本を何冊も借りたり、本屋さんで面白そうな絵本を買ったり、と子どもが本と触れ合う努力をしていた、、、つもりでした。
しかし、冒頭のわが家のあるある会話です。
子どもの「これを読んでほしい」という思いに対して、素直に応えない私。
当時の私は、【いろんな本に触れ合うこと】に重きを置いていました。
同じ本ばかり読むより、多くの本を読んでほしい。という思いが強くありました。
子どもに対して一生懸命ではあったものの、自分の思いを強く出していたんだな、と今さらながら反省しています。
この反省の機会をくれたのは、当教室へ通う子どもたちでした。
お気に入りの絵本を何度も読み、とても楽しそうにしている姿を見て、本に触れ合うこと、本を楽しむことの本質を見ることができた気がしました。
お話の内容を暗記している子。
毎回同じ反応をしてくれる子。
絵本の真似をする子。
お気に入りの場面を今か今かと待っている子。
楽しみすぎてお話の先を話してしまう子。
それぞれ違う触れ合い方ではあるものの、みんなそれぞれ楽しんでいるなぁと感じます。
本を楽しんでいる子どもたちのおかげで、
「読みたい」と持ってきてくれた絵本に対して、
「えー!またそれ?」という気持ちはなくなり、
「おっ!お気に入りの持ってきたね!読もう!」とこちらもノリノリで応えることができるようになりました。
本と触れ合うことは、楽しいこと。
という状態を保ち続けられるよう、今日もみんなのお気に入りの一冊を一緒に楽しみたいと思います。
また、いつでも他の絵本をおすすめできるように今後も情報収集を行っていきたいと思います。
それぞれの本の楽しみ方 児童発達支援(みほ先生)
教室の毎日
24/08/29 14:19