短いようで長かった夏休みが終わり、早1か月が経過しました。
さて、当教室での初めての夏休みでしたが、沢山の会議を積み重ね様々なプログラムを実施しました。
驚きと発見の「実験」
文字を楽しみながら学ぶ「かるた」
夏休みでなければ出来ない「工作」
ルールの中で楽しむ「プール」
幅広い活動を通じて、体力面だけでなく、創造力や協調性も養うことを考え、更に新学期をスムーズに迎えられるように時間の区切りも大切にしました。
しかし、活動中に子どもたちが自分の苦手なことに直面し、感情をうまく表現できない場面も多く見られました。
所謂、情緒面です。
泣いたり、怒ったり、無気力になったり。
当教室では情緒面に関してのアプローチには「時間」と「成功体験」を大切にしています。
まずは「時間」です。
情緒面は時間と共に緩やかに落ち着いてくる傾向が多く見られます。ですので、いくら大きな声で怒ろうが、想いを込めて説教しようが情緒面が不安定なお子様には効果が薄いと思われます。ですので、私たちは暖かい目で、端的に、感情を表に出さず、何度も何度も何度も同じことを伝えていきます。いつかは頭に入ります。その時を待つしかない根競べです。
次に「成功体験」です。
文頭でも記載しましたが夏休みは様々なプログラムを実施しました。
その中で例を挙げますと「かるた」です。
かるたを取り入れたきっかけは文字との親しみを感じてもらう為でした。ですが、いざ始まると競争が始まってしまいます。
取れる枚数が少なくて泣いてしまった子もいました。しかし、スタッフと個別に練習を重ね、自信をつけてから再度挑戦すると、見事に他の子と同じペースで取り組めるようになりました。このような小さなステップを踏むことが成功体験の積み重ねだと思います。確かに当たり前のことかもしれません。ですが、この「かるた」を私達は夏休み期間の半分を毎日45分間行いました。子どもも飽きるし、先生も飽きます。だからこそ、言い回しや、内容、メンバーを少しずつ変えて雰囲気作りに凄く力を入れました。今回の夏休みで一番難しかったかもしれませんが、凄く成長が見られました。
私達のやれることや、寄り添い合える時間には限りがございます。
ですので、今回過ごした夏休みは子ども達にも私達にも大切な時間となりました。
今後も子どもたちと寄り添いあい、一日一日を大切にし暖かい目で成長を見守って参ります。
情緒面の不安定なお子様への対応【放デイたいち先生】
教室の毎日
24/09/29 19:49