児童発達支援事業所
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幼稚園との面談 (児童発達支援 ゆうり先生)

教室の毎日
あっという間に秋が過ぎ、寒さの厳しい冬の訪れを感じる季節となりました。
保護者様各位、日頃のご支援・ご協力ありがとうございます。今回のお話は、ご利用者様のお悩みや体験談のお話とは異なるものとなりますので、ご了承ください。

先日、当教室のご利用者様が多く通っている、近隣の幼稚園様にお時間を頂き、面談に伺わせていただきました。
面談の理由としては、1年も終わりに差し掛かるこの時期に、ご利用者様の幼稚園での普段の様子を把握し、幼稚園の先生方と今後の支援方針についての情報共有を図るためです。

年少、年中、年長さん、それぞれのクラスの担任の先生方とお話をさせていただきましたが、私たちに見せている顔と同じ姿もあれば、違う一面もあり、普段幼稚園の先生方がとても細やかなところまでお子様を見て指導くださっているのをヒシヒシと感じられました。

普段の活動中の様子や、お勉強のこと等、様々なお話を聞きましたが、一つその中でも特に印象に残ったお話がありました。
とある発達支援センターに幼稚園の先生方で見学に行った時のことです。そこには5人前後のお子様と、5人の療育の先生がおり、マンツーマンの体制で活動をしていたそうです。

その話を一通り話し終わった後、幼稚園の先生がこう仰いました。

「でも、マンツーマンで対応していたら、それって集団ではなくて、個別ですよね? あの子たちに必要なのは、集団の中での適応力を身につける方が優先ではないのでしょうか」

そのお話を聞いてハッとなりました。
確かに、どんなにお子様の数が多くてもその数の分だけ大人がいれば、手厚い支援が受けられます。
ですが見方を変えれば、「集団の中で適応する訓練を必要としている」ご利用者様にとっては、「行き過ぎた支援」になってしまいます。

もちろん、支援が必要であることは変わらないので、「支援がない方が良い」というわけではありません。
ただ、何事も行き過ぎてしまうと、それは逆効果になってしまう可能性があります。

当教室では、他の事業所様より人員を多く配置してはいますが、決してマンツーマンではなく、集団の形から外れないように日々活動に取り組んでおります。
それでも支援する側として、どうしてもすぐに「手伝いたい」「支援したい」と、思わず体が動いてしまいがちなのも事実です。

「行き過ぎた支援」にならないように、常に意識をしながら今後の支援の方針を職員間で統一し、さらに向上できるように邁進してまいります。



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