「分かった?」
この言葉は、日常生活で親が子どもに使う場面や、教育現場でも頻繁に耳にします。
そして、この一言には様々な意図が込められています。
例えば・・・。
・説明や話をした際に相手の理解を確認したいとき
・ルールや約束を守らせたいとき
・繰り返し注意しても子どもが行動を改めない場合等・・・。
最後の場合、「分かった?」には苛立ちや不満が込められることもあります。
子どもたちの反応も様々です。
素直に返事をすることもあれば、曖昧な返事や素っ気ない態度、さらには、反発や反論を示すこともあります。
また、たとえ素直な返事をしていても、実際には内容を理解していなかったり、その場をやり過ごすために形だけの返事をしていることも少なくありません。
日々の教室の様子を見ていると、「分かった?」といった声掛けに対し、曖昧な返事や理解していないけれど元気よく返事をする子どもが見受けられます。
そのような子どもたちをよく観察してみると、手指をいじったり、別の場所を見ていたりして、先生の話に集中できていないことが多いようです。
特に、特性のある子どもたちは、集中を維持することが難しい傾向があります。
このような状況で話し続けても、効果的な支援にはつながりません。
この様な場面で大切なことは、子どもたちが話に集中できる環境を整えることです。
幼稚園や保育園では、先生1人に対し、多くの子どもを担当することが一般的です。
そのため、一人ひとりにきめ細やかな声掛けをすることが、難しい場合が多々あります。
しかし、特性のある子どもには、特に丁寧な支援が必要です。
「話を聞くのが難しい」「聞いていなかったことで叱られる」といった負のループに陥ることも少なくありません。
当教室の強みは、ゆとりを持った人員を配置している点です。
子どもが話を聴けていない様子が見られた場合でも、すぐに他の先生が声掛けをし、サポートすることができます。
「分かった?」と尋ねる前に、まずは子どもたちが話を聴く姿勢を整えることが大切です。
私たちHERO ISは、このような手厚い支援の継続により、子どもたちの「聞く力」を育てていきます。
子育てや育児をお一人で悩まずにまずはお気軽にご相談ください。
皆様からのお問い合わせをお待ちしております。
「聞く力」を育てる(児童発達支援 すずな先生)
教室の毎日
24/12/20 18:00