当事業所では、
公認心理師による知能検査、発達検査を行っております。
先日、
当教室に通っているお子様が検査を行いました。
検査後、
検査を行った公認心理師より
職員へ結果の共有がありました。
検査を行ったことで、
数値から見える特性、
どんなことが苦手なのか、
また、どんなことが良くできているのか、
発達段階のどの段階なのか、
など、明確になりました。
そして、
分析結果を職員に共有してもらうことで、
職員全員が受検したお子様の
現在の発達状況を知ることができました。
「この子は、こういう時、なんかスムーズだなぁ」など、
普段の支援の中で感じることがあります。
それには、何度もその状況にならなければなりません。
そして、何度も観察していかなければなりません。
それが、、、
検査結果を見たことで、
「あぁ~、そういうことだったのか」と感じました。
はっきりと数値化、言語化され、
そのおかげで、
再現性のある個に沿った支援ができるようになります。
もちろん、
「この結果にはこの対応をすればよい」
などというものではありませんが、
特性の理解にとても役立つものだと感じます。
そして、
その子にとっての「普通」を知るきっかけになるものだと感じます。
私は感動さえ覚えました。
困りごとに対して、
どの部分で困っているのか。
例えば、
鍵盤ハーモニカの演奏が難しい、という困りごとに対して、
・口に楽器の硬いパーツを咥える感触が苦手なのか
・息を吹きながら指を動かすという二つのことを一緒に行うことが苦手なのか、
・楽譜通りに演奏するために楽譜と鍵盤を覚えるという記憶の部分の不得手なのか、
などなど、
一つの困りごとですが、
原因はいろいろと考えられます。
その、「うまくいかない!」となっているのがどこなのか、
原因が、検査の結果からわかってくることもあります。
当事業所の公認心理師は、
検査結果を保護者の方へお返しする際、
結果と共に、
お子様の得意部分、
また、不得意部分にはその対応の仕方なども
併せてお話をしております。
困りごとに対して、
その子の得意な方面からアプローチしていくことで、
困りごとではなくなる可能性があるということは、
困りごとを抱えているお子様本人にとって、
また、それを支えるご家族様にとっても、
明るい未来だな、と感じます。
その得意な方面も、
検査により明確にすることで、
より的確にとらえることができます。
4月から始まった新生活から約2か月が経ち、
生活にも少し慣れてきたからこそ、
「あれ、どうもうまく行かないな」という部分を感じることもあるかと思います。
また、
夏休みはお子様と過ごす時間が必然的に長くなります。
その前に、
「お子様に合った声のかけ方を一つでも知っておきたい」
というご家族様もいらっしゃるかと思います。
ぜひ、検査を受けていただき、
当事業所の公認心理師とお話をすることで
生活を楽にするヒントを感じていただきたいです。
発達検査、知能検査と言っても、
様々な検査があります。
「検査をしたいけど、
どんな検査をしたらいいの?」
などの検査に関する疑問、
「当教室の利用者ではないけど、
検査を受けたい」
という検査のご希望、
ぜひ、当事業所へお問い合わせください。
検査はテストではありません。
点数を付けて、良い・悪いではなく、
説明書を作るようなものだと思うのです。
検査を通して対策ができ、
少しでも生活が楽に過ごせるお子様が増えればいいなと思います。
また、少しでもお子様に合った声掛けで
笑顔が増えるご家族が多くなるといいなと思います。
検査が説明書作りの近道?! 児童発達支援(みほ先生)
教室の毎日
25/05/30 13:29
