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ことばかけのコツとは? ことばの教室 みか先生

お子さんのことばで悩んでいる時、
「ことばのシャワーをたくさん浴びせましょう」
そんなアドバイスを耳にしたことはありませんか?


ことばかけをたくさんすれば、発語を促したり、語彙を増やす効果があると言われています。


しかし、ただ矢継ぎ早にたくさんのことばかけをしても、子どもには右から左に素通りしてしまうか、単なる雑音で終わってしまい、ことばが育ちません。


ことばかけは、「量」よりも、ことばの発達に合ったことばかけをすることが大切です。

ことばかけのポイントとして、


〇子どもの聴く姿勢が整ってから 
  (見てほしい物を見てから、目が合ってから)


〇4歳ごろまでは、今見ているもの、今起こっていること、興味があることについて話やことばけをしましょう。


〇子どもの動作や、気持ちを分かりやすいことばで表現してあげましょう。


〇ことばを理解していない時期
 目と目を合わせるアイコンタクト、ことばかけに体の動きで返してくれることなど も大切なコミュニケーションです。

 「バイバイ」はお別れの場面のあいさつ、のようにことばと意味が結びつくようになってきたら、短く、簡単なフレーズのことばかけをしましょう。


〇ことばを話す前
 単語など短めのことばや、オノマトペでことばかけをしましょう。
 フレーズを繰り返したり、リズムを付けてみるのもおすすめです。


〇単語で話せる時期
 単語で話せるようになったら、同じことばの量を意識してことばかけをしましょう。さりげなく単語に1語付け足してもいいです。
 例 子ども「ワンワン!」
    大人「ワンワン、可愛いね~」


〇2語文、3語文で話せる時期
 1~2個くらいの単語や助詞を少し付け足して、ことばかけをしてみましょう。
 例 子ども「はとさん、いた!」
    大人「はとさん、いっぱい、いるね~」
    子ども「あっち、行った!」
    大人「はとさん、が、飛んで、いったね!」


〇子どもの話す順番を奪ったり、大人ばかりが長く話すのではなく、交互に話すことを心掛けましょう。


子どものことばの発達段階に合わせたことばかけを、ご家庭でも意識してみてください。

「コミュニケーションが楽しい」「おしゃべりが楽しい」とお互いに感じられるよう、焦らず少しずつ、ことばを育んでいきましょう。



参考・引用文献:発達障害&グレーゾーン幼児のことばを引き出す遊び53
           寺田奈々著 誠文堂新光社



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