今回は、以前勤務していた放課後子ども教室を利用していた小学2年生Cくんのお困りごと対応方法をご紹介いたします。
Cくんは、明るく活発で体を動かすことが大好きなお子さんでした。お困りごとは、言葉で自分の気持ちを伝えること、イライラした時感情をコントロールすることが苦手なことでした。それらのことが原因で児童同士で頻繁にトラブルが起きていました。特に、遊びの中では、自分の思い通りにならない場面で泣き叫ぶ、奇声を出す、相手の児童に手を出すことがありました。
児童同士の遊びの中でトラブルが起きやすかったのは、ドッジボールでした。
理由は、2つありました。
1つ目は、子ども通しでドッジボールのルールにばらつきがあることでした。
2つ目は、ボールをパスして欲しくて「パス」と伝えていましたが、ボールが自分にパスされないことでした。自分が思うようにならない場面だからです。
やっとパスされたボールを投げるかと思っていたら、抱え込みゲームが中断し、その結果、周りの児童からクレームの声が上がるようになりました。
そこで、まず職員間、利用児童に共有をし、2つの対応を取ることにしました。
まず、子どもによってルールを変えていたので、話し合い、ルールを決めて可視化し、始まる前にルールを読み上げました。ルールは、回数を重ねるたびに定着してきました。
次に、ボールがパスされないと泣き叫ぶ。ボールを周りの児童に投げずに抱え込む行動は、以下の対応を取りました。
みんなでドッジボール大会をしているため、ボールを抱え込むと遊びが続かずつまらなくなることを伝えました。そして、イライラしたら、落ち着く場所に移動するように伝えました。
本人もルールは、覚えていているのですが、いざその場になると分かっていてもボールを抱え込む場面が見られました。繰り返し伝えていくうちに段々とボールをパスされなくても癇癪を起こしにくくなり、イライラするとぐっとこらえて落ち着く場所に行くようになりました。そして、深呼吸をしてから再びドッジボールに参加出来るようになっていったのです。
そして、まわりの児童にはCくんがボールを抱えてしまったときは強く注意をせずにその場に座るように伝えました。周りの児童が協力してくれ段々と暴言を言わなくなり、座ってくれたのです。その結果、児童同士のトラブルが減っていったのです。
私は、Cくんを通して習得までの時間差があっても、子どもは着実に成長する力を持っていることを感じました。また、特性を持つお子さんに対しての大人の働きかけでその児童への見方が変わると思いました。子どもたちは、子どもたちへの接し方をよく見ています。大人の子どもたちへの接し方を見て、周りの児童の見方が大きく変わる、変えることが出来ると思っています。だからこそ、私自身子どもたちへ接し方を意識し、肯定的な言葉がけを一層増やしていきたいと思っています。
Cくんは、明るく活発で体を動かすことが大好きなお子さんでした。お困りごとは、言葉で自分の気持ちを伝えること、イライラした時感情をコントロールすることが苦手なことでした。それらのことが原因で児童同士で頻繁にトラブルが起きていました。特に、遊びの中では、自分の思い通りにならない場面で泣き叫ぶ、奇声を出す、相手の児童に手を出すことがありました。
児童同士の遊びの中でトラブルが起きやすかったのは、ドッジボールでした。
理由は、2つありました。
1つ目は、子ども通しでドッジボールのルールにばらつきがあることでした。
2つ目は、ボールをパスして欲しくて「パス」と伝えていましたが、ボールが自分にパスされないことでした。自分が思うようにならない場面だからです。
やっとパスされたボールを投げるかと思っていたら、抱え込みゲームが中断し、その結果、周りの児童からクレームの声が上がるようになりました。
そこで、まず職員間、利用児童に共有をし、2つの対応を取ることにしました。
まず、子どもによってルールを変えていたので、話し合い、ルールを決めて可視化し、始まる前にルールを読み上げました。ルールは、回数を重ねるたびに定着してきました。
次に、ボールがパスされないと泣き叫ぶ。ボールを周りの児童に投げずに抱え込む行動は、以下の対応を取りました。
みんなでドッジボール大会をしているため、ボールを抱え込むと遊びが続かずつまらなくなることを伝えました。そして、イライラしたら、落ち着く場所に移動するように伝えました。
本人もルールは、覚えていているのですが、いざその場になると分かっていてもボールを抱え込む場面が見られました。繰り返し伝えていくうちに段々とボールをパスされなくても癇癪を起こしにくくなり、イライラするとぐっとこらえて落ち着く場所に行くようになりました。そして、深呼吸をしてから再びドッジボールに参加出来るようになっていったのです。
そして、まわりの児童にはCくんがボールを抱えてしまったときは強く注意をせずにその場に座るように伝えました。周りの児童が協力してくれ段々と暴言を言わなくなり、座ってくれたのです。その結果、児童同士のトラブルが減っていったのです。
私は、Cくんを通して習得までの時間差があっても、子どもは着実に成長する力を持っていることを感じました。また、特性を持つお子さんに対しての大人の働きかけでその児童への見方が変わると思いました。子どもたちは、子どもたちへの接し方をよく見ています。大人の子どもたちへの接し方を見て、周りの児童の見方が大きく変わる、変えることが出来ると思っています。だからこそ、私自身子どもたちへ接し方を意識し、肯定的な言葉がけを一層増やしていきたいと思っています。