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ASD傾向こだわりを緩和させるための4つのステップ

教室の毎日
こんにちは🌞
横浜市青葉区にある児童発達支援、フォレストキッズこどもの国教室の木山です🌳🌋
今回は、ASD傾向のお子様の「こだわり」にどう向き合うかについてお話しします。

ASD(自閉スペクトラム症)のお子様は、特定の物事に強いこだわりを持つことがありますよね。例えば、同じルートでしか帰れない、特定の色の服しか着たくない、順番通りでないと落ち着かない、マイルールがあるなど…。これらは安心感や心の安定につながる大切な行動でもあります😮‍💨

こだわりを無理に崩すのは逆効果?

こだわりは、主に予測困難な特性からくる不安感から自分を守るためのお守りとして安心感や心の安定につなげる大切な行動です。そのため、「こだわりを減らそう」と無理に変えようとすると、逆に不安感が増してパニックになってしまうことも少なくありません。そのため、大切なのは “こだわりを認めつつ、少しずつ柔軟性を育んでいくこと” です✨

そこで、柔軟性を身につけていくための4つのステップをご紹介します。

🌸 柔軟性を育てるステップ

①安心感を与える

まずは、こだわりをお子様にとっての「お守り」として受け入れることで、心の余裕を作ります。安心できる環境や心の余裕があることで、そもそも特性が出づらくなる事があります。(こだわり含む)皆様も、疲れやストレスが溜まり余裕がなくなると、いつもは気にならない事が気になったり、すぐに怒ってしまったりするようなイメージです。

②代替案を提案する

「いつものルートじゃないけど、この道にもかわいいお花があるよ🌼」「今日は赤じゃなくて、青のシャツも似合いそうだね👕」など、こだわりが崩れる事がメリットになる事を添え、選択肢を提示することで柔軟に考えるきっかけを作ります。

③小さな変化から始める

最初はこだわりを大きく変えるのではなく、ほんの少し違うことを体験するところから始めます。そもそも予測する事が難しいという特性から、経験が少ない事や物は特に不安である事が多いため、少しづつ様々な経験を重ねていくことが重要です。変化に成功すると「違うことも大丈夫なんだ」という気持ちが芽生え、自己肯定感も高まります✨

④成功体験を積み重ねる

「今日は違う道で帰れたね!」「青いシャツも似合ってたね!」と、成功体験をポジティブに振り返ることで、「柔軟でいること」に自信を持てるようになります💪

予防策について

ここまで、4つのステップについてお話ししましたが、こだわりへの予防策も重要です。

ステップ0

ズバリ予防策とは「0か100で考える」です。どういうことかというと、例えば、お買い物に行っておもちゃを買うという事を一度でもした場合には、今後もお買い物に一緒に行った際には、おもちゃを買ってあげないといけないという考え方です。
予測困難な特性から、お買い物に行くとおもちゃを買ってもらう事がルーティーンとなり、買ってもらえない想像をする事が難しくなるため、そもそも、こうなると望ましくないと思うことは“一回目”を与えないことが一番の予防策になります。

まとめ

結論として、こだわりを崩そうとして無理をするのは禁物!です。大切なのは、お子様のペースで「少しずつ」を意識して柔軟な経験を重ねることです。時間をかけてこだわりに向き合うことで、心の余裕につながり、結果的に自己肯定感の向上や集団行動への適応にも良い影響が出てくると良いですね。

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