こんにちは🌞
横浜市青葉区にある児童発達支援、フォレストキッズこどもの国教室の木山です🌳🌋
本日は、発達障害への関わり方について、特性に大きく影響している脳内の神経伝達物質の観点からお話ししていこうと思います。
発達障害の原因??神経伝達物質とは
発達障害の特性には「脳の伝達物質」が関係しています。
ADHDは、ドーパミン、ノリアドレナリンが不足しているために、やる気や集中力の低下が表れると考えられています。 また、ASDの場合はセロトニンの減少によりASD様行動を示すと考えられています。以下の研究ではセロトニン神経伝達の促進により社会性や認知記憶の低下を改善した報告もされています。
https://www.nature.com/articles/s41386-024-02004-z
ADHDの場合
ドーパミンが不足すると…?
💡ドーパミンは、やる気・報酬感のホルモン
🚨不足すると:
・集中が続かない
・すぐ飽きる・切り替えが苦手
・やる気が出ない
・イライラ・不機嫌になりやすい
💡ドーパミンを育てる生活
報酬・楽しさの感覚を育むことが大切!
👶具体的な習慣:
・こまめに「できた!」を感じられるようにタスクを細分化する。
・十分な睡眠を取り入れる。
・あと10分勉強したらお菓子を食べていいと、自分に対する「ごほうび」を設定する。
ノルアドレナリンが不足すると…?
💡ノルアドレナリンは、集中・警戒・覚醒のホルモン
🚨不足すると:
・注意力がバラバラ
・気が散りやすい
・刺激に過敏 or 無反応になりやすい
・集中スイッチが入らない・続かない
・ぼーっとしている
・不注意になる
💡ノルアドレナリンを育てる生活
集中とスイッチ切り替えのために、環境づくりが重要!
👶具体的な習慣:
・朝に日光を浴びる、冷水で顔を洗う軽いジャンプなどして朝の覚醒を促す
・「今からやるよ!」の合図で軽い緊張感を演出をし、脳を起こす
・競争やプレッシャーのある遊び(滑り台、かけっこ)で覚醒力UP⚡
ドーパミン、ノルアドレナリンを育てる食事
💡ドーパミン・ノルアドレナリンを育てる食事
* ドーパミン・ノルアドレナリンは「チロシン」というアミノ酸から作られます
* チロシンが含まれる食材:
* → 肉、魚、卵、大豆、チーズ、ナッツなど
🧠しっかり朝ごはんを食べることが、脳のガソリンになります!
ASDの場合
セロトニンが不足すると…?
💡セロトニンは、感情・安心・睡眠のホルモン
🚨不足すると:
・感情の波が激しい
・不安・緊張が強い
・こだわりが強まりやすい
・眠りが浅い、寝つきが悪い
・感覚過敏が悪化しやすい
👉ASDの子に多く見られる傾向
✅安心感と生活リズムを整えることが、脳の安定に直結!
💡セロトニンを育てる生活
安心・安定がキーワード。リズムと光がカギ☀️
👶具体的な習慣:
・毎朝同じ時間に起きて、朝日を浴びる
・朝食でしっかり咀嚼(かむことでリズム刺激)
・歩く、ゆらゆらするなどの“リズム運動”を取り入れる
セロトニンを育てる食事
💡セロトニンを育てる食事
🍌おすすめ食材(トリプトファン豊富)
・バナナ
・納豆
・豆腐
・卵
・乳製品(ヨーグルトなど)
📌補足:甘いお菓子での気分調整は逆効果になりやすい⚠️
まとめ
🔁 ADHDもASDも、「努力」を求めるのではなく「脳の仕組み」を理解する事が重要です。
日々の生活習慣で脳内物質は育てられる🌱
✅特性に合った生活で、子どもがもっと「その子らしく」いられるように意識していきましょう🌈
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生活習慣で特性改善〜発達障害の脳内物質〜
教室の毎日
25/04/07 18:02
