こんにちは🌞
横浜市青葉区にある児童発達支援、フォレストキッズこどもの国教室の木山です🌳🌋
本日は、ASD、ADHD幼児に対しての育児のお悩みでよく挙げられる、「どうしても注意や指摘が増えてしまう」というトピックについてお話していきます。
実際に発達障害のある幼児への指摘や注意をどうすれば良いのかわからず、悩まれている方も多くいらっしゃると思います。
「指摘や叱る回数が減らせない…」
「叱るのはよくないとわかっているけど…」
そんな時に意識してほしい、2つのポイントをご紹介します。
「一言で終える」
早速1つ目のポイントですが、注意や指摘は、“一言だけで止める”ように意識してみてください。
例えば
❌「何回言ったら分かるの?」
❌「またやったの!?だからダメって言ったでしょ」
ではなく、
⭕「それはやめようね」
だけで、いったん止める。
そのあとの反応に要注意!
一言指摘したあと、
癇癪を起こしたり、反抗してきたりすることもあります。
でも、その時にさらに叱ったり、言い返すのは逆効果。
なぜなら──
お子さんは「別人モード」に入っており、冷静さを失っている状態です。
何を言っても頭には入りません。
その場で言い聞かせても、逆効果
このタイミングでさらに話してしまうと、お子さんにとっては「怒られた」「否定された」というネガティブな記憶だけが残ります。
ASD傾向の子は、
指摘の言葉が多ければ多いほど「また否定された」「自分はダメなんだ」
という気持ちになりやすく、自己肯定感を下げてしまいます。
ADHD傾向の子は、
感情のコントロールが難しくなり、激しく怒ったりします。
この時も、“聞く耳を持てる状態”ではありません。
冷静になった「あと」で伝える
そこで大切になるのが、2つ目のポイントである「落ち着いたあと」を意識することです。
お子さんの気持ちが安定してから、
優しくこう聞いてみてください。
🗣「さっきのこと、どうしたらよかったと思う?」
🗣「次はどうすればうまくいくかな?」
この「あとで振り返る」ことが、子どもの自己理解と成長につながっていきます。
叱ることは悪くない。
叱ることは決して悪いことではありません。でも「伝え方」は選べます。
毎日頑張って育児をされていると、指摘や注意が多くなるのは仕方のないことです。
でも、「どう伝えるか」を変えるだけで、子どもとの関係や自己肯定感に、大きな差が出てきます。
まとめ
・注意は“一言”だけで止める
・感情が荒れている時は“話しても意味がない”
・落ち着いてから、やさしく振り返りをする
・その繰り返しが、お子さんの自己理解を育てる
まずは指摘するなら”一言”
二言目は”落ち着いた後”
を意識してみてください。
叱るなら〇〇しよう!ASD・ADHDへの叱る工夫
教室の毎日
25/04/14 14:32
