こんにちは。てらぴぁぽけっと鶴ヶ島駅前教室です。
今日は、教室で行っているSST(ソーシャルスキルトレーニング)について、ご紹介します。
園での集団生活の中でよく課題としてあがってくるのが、お友だちとのおもちゃの貸し借りでのトラブルです。
★「かして」と言わずに黙ってお友だちが使っているものを取ってしまう。
★使っているものを「かして」と言われても貸してあげることが難しい。
★順番を待つことが難しく、今すぐ貸してくれないと怒ってしまう。
など、やりとりの場面での課題は個々に色々あるかと思います。
はじめから、「貸してあげなきゃダメでしょ。○○ちゃんも使いたいんだよ。」と言われても自分の使いたい気持ちもあるので、すぐに貸してあげるのは難しいですね。また、いつも大人が側で仲裁してくれるわけではありません。
そんなお困りごとに対して、教室ではまず、やりとりに関する課題をスモールステップに分けて段階づけて支援を行っています。
お友だちとが難しい場合は、まずは先生と
先生とできるようになったら、お友だちと二人で
「かして」⇒「どうぞ」のやりとりを先生が側で言えるようにお手伝いをしながら遊ぶ
今日の課題は魚つりでした。
竿を一本にしておき、順番に「かして」「どうぞ」と言葉で伝えて遊ぶという練習を行いました。
二人とも、先生のお手伝いをもらいながらとっても上手にできていましたが、
途中、「かして」に対して「だめよ」ということもありました。
その次に、先生が参加して、わざと「だめよ」と言うと、子どもたちは少しびっくりした様子。
先生からこの反応がくると思わなかったのでしょうね。
もちろん先生はすぐに貸してあげましたが、その後からは、もう「だめ」と言うことなく貸すことができていたので、「だめ」と言われた時の気持ちが少しは伝わったかのかもしれません。
ここに勝ち負けが入ったり、そのお子さんにとっての大好きなあそびだったりすると、よりレベルは高くなるので、まずは簡単な分かりやすいあそび、こだわりが強く出ない遊びから練習をしていって、少しずつ一緒に遊ぶの楽しいな、貸し借りできると気持ちよく遊べるんだなという経験を積んでいきます。
てらぴぁぽけっと鶴ヶ島駅前教室では、言葉のお悩み、身辺自立、運動、社会性など色々なお悩みに対して一緒に考え、支援を行っていきます。
随時見学、体験も行っていますのでご興味ありましたらお気軽にお問合せ下さい。
お友だちとのやりとりの練習
教室の毎日
25/04/23 16:08
