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歯磨きができない子への療育方法

教室の毎日
歯磨きができないのは「わがまま」じゃない
毎日の歯磨き、スムーズにできていますか?
「口に入れただけで泣き出す」「全力で拒否する」「全くやる気がない」など、子どもの歯磨きに困っている保護者は少なくありません。

実は、歯磨きができない背景には、感覚過敏や発達の特性、成功体験の少なさなど、子どもにとって切実な「理由」があることが多いのです。

この記事では、歯磨きが苦手な子どもへの具体的な療育的アプローチを紹介します。

歯磨きを嫌がる子どもに多い3つの原因
① 感覚過敏(触覚・口腔内の敏感さ)
歯ブラシの感触や口の中を触られることに強い不快感を覚える子がいます。特に発達障害やHSC(ひといちばい敏感な子)に多く見られます。

▶︎ 対応策
指やガーゼなどやわらかい素材からスタート

歯茎のマッサージやほっぺのタッチ遊びで感覚慣れ

シリコン製や指サック型歯ブラシに変更

② 手順がわからない・運動が苦手
発達性協調運動障害などにより、「歯ブラシを持つ」「磨く方向をコントロールする」などの動きが難しい場合も。

▶︎ 対応策
歯磨き手順を写真やイラストで「見える化」

大人が後ろから手を添えて一緒に動かす(ハンドオーバーハンド)

歯磨きソングやタイマーで見通しを持たせる

③ モチベーションの低さ・過去のイヤな記憶
痛かった、無理やりやられたなどの経験があると、「歯磨き=イヤなこと」とインプットされ、拒否反応を起こします。

▶︎ 対応策
歯磨きミッションカードやごほうびシールで達成感UP

お気に入りキャラクターの歯ブラシや歯磨きアプリの活用

保護者が楽しそうにやる姿を見せる(モデリング)

自宅でできる療育的アプローチ|成功体験を積み重ねる工夫
✅ まずは「口に入れるだけ」でもOK!
「全部ちゃんと磨く」ではなく、「できたところから褒める」ことが第一歩です。

✅ 鏡を使って一緒にやってみる
視覚フィードバックがあると、不安が減って取り組みやすくなります。

✅ 朝だけ・夜だけでもスタートOK
1日1回でも、継続することが大切。いずれ1日2回に増やしていければ◎

視覚支援や遊びを取り入れて「楽しい歯磨き」へ
子どもは「意味がわからないこと」「突然始まること」が苦手。
歯磨きを「楽しい見通しのある時間」に変えるために、以下の工夫も効果的です。

歯磨きカレンダーやシール台帳

ステップ式「歯磨きチャレンジ表」

歯磨きごっこやぬいぐるみを使った練習

保護者が意識したいこと
子どもができるペースに合わせてあげましょう

「できたところ」を具体的に褒めましょう

歯磨きを通して「できる自分」「見守ってくれる大人」を実感できると、自己肯定感にもつながります

まとめ|歯磨きができない子には理由がある。寄り添う工夫が大切
歯磨きができない子どもに対しては、「どうしてできないのか?」を理解し、段階的なステップと安心できる環境が必要です。

「イヤ!」の背景には、ちゃんと意味があります。
無理にやらせるよりも、子どもの感じ方に寄り添った療育的サポートで、「できた!」を一緒に喜びましょう。
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