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(25件)
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同じ場面でも、職員によって関わり方が違う理由

たとえば、お子さまが活動の途中で動かなくなったとき。 そばについて声をかける職員もいれば、あえて少し離れて待つ職員もいます。 一見すると、対応がばらばらに見えるかもしれません。 でも、kids iではこれを「人によって違う」とは考えていません。 その場でどう関わるかは、その子の今の状態を見て決めているからです。 動かない理由が、次に何をするか分からなくて不安なのであれば、見通しを伝える関わりが要ります。 やりたくない気持ちを自分なりに整理している途中なら、待つことが関わりになります。 うまくできない自分に気づいて止まっているなら、できるところまで一緒にやってみる。 同じ「動かない」でも、中で起きていることが違えば、必要な関わりも変わります。 だから職員が一番時間をかけているのは、やり方を覚えることではなく、目の前の子の状態を見立てることです。 kids iでは、そのための共通の視点を全職員で学んでいます。 ・安心できているか(よりどころ) ・出来事をどう受け取っているか(捉え方) ・気持ちを整えられる状態か(整え方) ・人とどう関わろうとしているか(つながり) この4つを手がかりに、「今、何が起きているか」を考えます。 研修で学ぶのはテクニックではなく、この見方そのものです。 そして、関わったあとは必ず振り返ります。 うまくいかなかった日もあります。待つべきところで声をかけてしまった、と気づく日もあります。 そんなとき職員同士で話すのは、「どうすればやらせられたか」ではありません。 「あのとき、この子の中で何が起きていたんだろう」です。 子どもの行動の奥を見るのと同じように、自分の関わりの奥も見る。 正解をひとつに決めず、その子に合う関わりを探し続ける。 それが、私たちが大切にしている専門性です。

kids i ひきみず【申し込み受付中!!】/同じ場面でも、職員によって関わり方が違う理由
日々のサポート
26/10/07 13:04 公開

がんばっているのは、子どもだけじゃありません

「私の育て方が悪かったのかな」 「もっとちゃんとしてあげないと」 面談の中で、こんな言葉をお聞きすることがあります。 毎日いちばん近くでお子さまを見ているからこそ、うまくいかない日が続くと、その理由を自分に向けてしまうのだと思います。 でも、ここまでのブログでお伝えしてきたとおり、子どもの行動には背景があります。 生まれ持った特性、感じ方のちがい、まだ育っている途中の力。育て方だけで決まるものではありません。 そして、これは大人にも同じことが言えます。 私たちは「安心できる場所があるから、挑戦できる」とお伝えしてきました。 これは子どもに限った話ではありません。相談できる相手がいる、責められない場所がある、うまくいかない日を話せる。そんな支えがあってはじめて、大人も落ち着いて子どもと向き合えます。 実際、こんな日があるのは当たり前だと思っています。 ・今日は余裕がなくて、強く言ってしまった ・アドバイスされた関わり方が、家では続かなかった ・まわりの子と比べて、焦ってしまった これらは、うまくいっていないサインではありません。 毎日続けているからこそ起きることです。 kids iが事業所でお子さまをお預かりしているのは、支援の時間をつくるためだけではありません。 その時間、保護者さまが少し肩の力を抜けることにも意味があると考えています。 ですので、家庭で何かを「やらせる」必要はありません。 うまくいかなかった話も、そのままお聞かせください。うまくいかなかった理由を一緒に考えることが、私たちの仕事です。 お子さまの育ちを支えるために、まず保護者さまが安心していられること。 それも、私たちが大切にしている支援のひとつです。

kids i ひきみず【申し込み受付中!!】/がんばっているのは、子どもだけじゃありません
日々のサポート
26/09/29 09:46 公開

「遊んでいるだけ」に見える時間に、育っているもの

見学に来られた保護者さまから、ときどきこんな声をいただきます。 「楽しそうですね。でも、遊んでいるだけに見えて……」 そう感じるのは、自然なことだと思います。 机に向かってプリントをしたり、カードで練習したりするほうが、「療育をしている」ように見えるからです。 でも、kids iは遊びの時間をとても大切にしています。 子どもにとって、遊びは勉強の合間の休憩ではありません。育ちそのものが起きている時間です。 たとえば、ブロックを積んで遊んでいる場面。 高く積みたいのに崩れてしまう。悔しくて投げそうになる。でも、もう一回やってみる。 そこへお友だちが来て「貸して」と言う。貸したくない。でも、少しだけなら……。 この数分間の中に、 ・うまくいかない気持ちを整える ・もう一度挑戦する ・相手の気持ちに気づく ・自分の思いを伝える ——これまでのブログでお伝えしてきた力が、ぜんぶ詰まっています。 私たちが大切にしているのは、子どもが「やりたい」と思って始めた遊びに、大人がついていくことです。 大人が遊びを決めて教え込むのではなく、子どもの興味から始める。夢中になっているときほど、気持ちも人との関わりも大きく動くからです。 大人の役割は、正解を教えることではありません。 そばにいて、気持ちに言葉を添え、困ったときに一緒に考える。つまずいたときには、次の一歩を自分で見つけられるよう、少しだけ手を貸す。 だから職員は、ただ一緒に遊んでいるように見えて、実はずっと考えています。 「今、この子の中で何が起きているかな」 「ここで手を出すか、もう少し待つか」 遊びは、子どもがいちばん自分らしくいられる時間です。 その時間の中で自分で育っていく力を、私たちはそばで支えています。

kids i ひきみず【申し込み受付中!!】/「遊んでいるだけ」に見える時間に、育っているもの
日々のサポート
26/09/21 17:22 公開

今日の「できた」より、その先の「大丈夫」

お迎えのときに「今日はこれができました」とお伝えすると、保護者さまの表情がふっとゆるみます。 私たちも、その瞬間がうれしいです。 ただ、「できた」には二つの種類があると考えています。 ひとつは、その場でできたこと。 大人が声をかけ、手順を整え、うまくいくように場を用意すれば、多くの子は「できた」にたどり着けます。 もうひとつは、大人がいなくなっても残るもの。 「困ったら人に言えばいい」「失敗しても、やり直せる」——そうした感覚です。すぐに形にはならないし、記録にも書きにくい。でも、この子の10年後を支えるのは、こちらのほうです。 たとえば、椅子に座っていること。 「座りなさい」と言われて座っているのと、自分で気持ちを立て直して座っていられるのとでは、見た目が同じでも中身がまったく違います。 前者は、指示してくれる大人がいなくなると続きません。思春期になって「どうして従わないといけないの」と感じたとき、崩れてしまうこともあります。 思春期に入ると、子どもは自分で決める場面が一気に増えます。 そのときに支えになるのは、大人に従ってきた経験ではなく、 ・自分の気持ちに気づける ・困ったときに人を頼れる ・うまくいかなくても、もう一度立て直せる ・「自分は大丈夫」と思える ——こうした、内側から動く力です。 だからkids iでは、できる形を早く作ることを目指していません。 時間がかかっても、子どもが自分で考え、自分で選ぶ場面を大切にします。すぐに成果として見えにくいところですが、ここを飛ばすと、後から積み直すのが難しくなるからです。 「今日はこれができました」だけでなく、「今日はこんなふうに考えていました」「自分から助けてと言えました」。 そんな小さな変化も、同じくらい大切にお伝えしていきたいと思っています。 今日の「できた」は、もちろん一緒に喜びます。 そのうえで私たちが届けたいのは、この先ずっとその子の中に残る「大丈夫」です。

kids i ひきみず【申し込み受付中!!】/今日の「できた」より、その先の「大丈夫」
日々のサポート
26/09/17 17:19 公開

10年後から、今を考える

「小学校に入るまでに、これができるようになってほしい」。 そんな願いをお聞きすることがよくあります。就学はひとつの節目ですから、自然なお気持ちだと思います。 ただ、kids iが支援を考えるときは、もう少し先を見ています。 その子が10歳になったとき、15歳になったとき、大人になったとき——どんな姿でいてほしいか。そこから逆算して、今の関わりを決めています。 今すぐ形になる「できた」と、その先まで残る力は、同じではないからです。 たとえば、椅子に座っていられるようにすること。 指示に従えるようにすること。順番を守れるようにすること。 どれも大切に見えますし、練習すればできるようになることもあります。 でも、「言われたから座っている」と「自分で気持ちを立て直して座っていられる」は、見た目が同じでも中身がまったく違います。 前者は、指示する大人がいなくなると続きません。思春期になって「どうして従わないといけないの」と感じたとき、崩れてしまうこともあります。 思春期に入ると、子どもは自分で決める場面が一気に増えます。 そのときに支えになるのは、大人に従ってきた経験ではなく、 ・自分の気持ちに気づける ・困ったときに人を頼れる ・うまくいかなくても、もう一度立て直せる ・「自分は大丈夫」と思える ——こうした、内側から動く力です。 だからkids iでは、できる形を早く作ることを目指していません。 時間がかかっても、子どもが自分で考え、自分で選ぶ場面を大切にします。すぐに成果として見えにくいところですが、ここを飛ばすと、後から積み直すのが難しくなるからです。 今日の「できた」も、もちろん一緒に喜びます。 でも私たちが本当に届けたいのは、10年後のその子が、自分の人生を自分で選んでいけることです。 育ちは、今日だけの話ではありません。 少し先を一緒に見ながら、今できる関わりを考えていきます。

kids i ひきみず【申し込み受付中!!】/10年後から、今を考える
日々のサポート
26/09/14 17:10 公開
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