こんにちは^^
児童発達支援放課後等デイサービス ゆあてらす です☆彡
今日は 「実行機能」 について書いてみたいと思います‼
簡単に言うと、実行機能というのは 「何かを完了させる力」 です。
家でも学校でも…やるべき事ができない💦目標をクリア出来ない…
だからと言って、決して 「ダメな子」 でも 「いい加減な子」 な訳ではありません。
「スタート」 から 「完了」 までに、①意思 ②計画立案 ③継続と切り替え
そして④行動の調整というものがあります。
実行機能は、最後まで何かをやり遂げるまでに必要な機能で
「計画を立てて、やる気を起こし、集中したり休憩を取ったりして物事を完了させる為の脳のシステムです☺
よくある場面に当てはめると・・・
学校から帰宅して、手洗いやうがいを済ませてランドセルを片づける。
自分がやりたい事を後に回して宿題にとりかかる。
ところが実行機能が弱いと、やるべき事を忘れてランドセルも放置😓
すぐにゲームを始めてしまうとか💦
学校からのお手紙を親に渡す。当日は忘れずに持って行くはずが・・・
実行機能が弱いと、親にお手紙を渡す事さえ忘れてしまう。親が用意しても持って行くのを忘れてしまうなど😥
皆で楽しく会話するはずが・・・実行機能が弱い為に、話に夢中になってしまい一人でマシンガントークをしてしまったり。そんな事も実行機能の弱さが関係しているのです。
では、どうすれば良いのか?
「弱点を理解し、気持ちに寄り添った対応をする」 ことが大切です。
過剰な手助けが、子どものやる気を削ぐ事もあったりします💦
例えば、宿題の計画を子どもの意思を聞かずに周りが決めてやらせようとしたりしてしまうと、自分でやってみたと思っていてもその気持ちを汲んでもらえず理解されていないと感じ、やる気を失ってしまう事もあったります。
ADHDにもASDにも、それぞれの特性はあるものの診断名に関係なく実行機能の弱さがあるのは理解しておかなければなりません。
特性や、実行機能を理解した上で子どもの気持ちを尊重し的確な対応をしていくのが良いですね♪♪♪
実行機能を伸ばしていくには、弱点を理解して上で本人の気持ちを尊重し、手助けをしていきます。
時には、宿題に集中できる様に環境を整えてあげ、やる気を削がないようにそっと見守るだけでも大きな支えになります^^
発達に課題があっても無くても、人は弱点ばかりに注目してしまう性質があります。苦手は特性、代替も切り捨てもあり‼ 自分をよく知り、折り合いのつけ方探していくのが良いと思います☺
大人でも苦手なことがあれば何かで代用したり誰かにお願いしたりすることで困らないようにしていることがありますよね?
包丁を使うのが苦手な人がリンゴを食べたいと思えば、ピーラーで代用する、誰かに剥いてもらう、剥いてあるものを買うなど、誰でも何かしら苦手なことを補完して生きているのではないでしょうか?
発達障害があると苦手なことが数多くあるので、そうした工夫で日常や社会と折り合いをつけなければならないシーンがたくさん出てくると思います。
よく 「発達の凹凸」 と言われますが、言い換えれば出来ることと出来ない事が混在しているという事なので、得意なことが必ずある筈です。
長所を見つける事ができれば弱点をカバーする事ができますよね♡
何かを完了させた時の 「やったぁ‼」 という達成感を得る事で自己肯定感が高まっていきます。子どもの自己肯定感を下げるのは、大人の対応にとても影響されます💦 上手く出来ない → 叱る → 自己肯定感が下がる → 自己否定 → 二次障害(不登校や引きこもりなど)
そうならない為に、ゆあてらすでは 失敗しても頑張った過程を褒めます♡
そして 「どうしたら出来るかな?」 と一緒に見直し、考え大人は〇〇すれば出来るかも?と提案し一緒に考えます‼ 出来たらしっかりと褒める事で、子どもは「出来た‼」 と達成感を味わう事ができ、結果、自己肯定感を高めていく事ができます。
発達に躓きを抱えたお子様は自己肯定感が低い傾向にありますが、一方で自己肯定感が高すぎるお子さまが居るのも事実です😂自分を客観的に見る力が弱いんですね・・・この力を 「メタ認知」と言いますが、適切な自己肯定感というのは、自分の長所が分かっている+自分の弱点も認めている。この両者が必要になります。
適切な自己肯定感を育んでいく為には、何でもオーバーに褒めれば良いということではなく、時には客観的に見たアドバイスや同じ目線で考えてあげる事も必要です^^ 話す → 叱るのではなく静かに話す、話を聞く → 否定せずに聞く、止める → ダメではなく~しようと肯定的な止め方をする。一緒に考える → 指示を出すのではなく、どうすれば良いかを本人にも考えさせながら一緒に考える、一緒に喜ぶ → 望ましい言動は大人も一緒に喜ぶ(人を喜ばせた事も自信に繋がる)、感謝する → お手伝いを頼み、してもらったら感謝の言葉をかける(自分が誰かの役に立っている、貢献している、必要とされていると感じられる感情は自己肯定感に繋がります)
私も含め、「子どもがいずれ自立するように」 と思うのは、親なら誰もが望むことだと思います。実行機能の弱いお子様はゆっくり成長していきます。
焦らず・・・丁寧に 「真の自立」 に向けて一緒に準備していきましょう‼
褒め過ぎにも弊害があります💦 実力以上の課題を与え続け、常に褒められて弱音が吐けない状態が続くとメンタル面で問題が出てきてしまったりします。
頑張った時にしか褒められない自分、弱音を吐けない自分、SOSを求めてはいけない自分など。。。歪んだ自己イメージが出来上がってしまうと体調を崩す事もあります😒
失敗する自分、出来ない自分、不完全な自分、そんな自分でも肯定することが出来、好きになれるとGOODですよね☆障がい特性がある場合は、それを受け入れるプロセスも大切になってきます。その為には、不完全な自分でも好きになってくれる人、特に 「親」 の存在が必要です‼
少しサポートをしてもらう代わりに自分の出来る事をして、その人の役に立つ。
上記にも書かせていただいたように 「誰かの役に立っている、必要とされている」 という感情が子ども達の 「生きる力」 になるのです(`・ω・´)ゞ
ゆあてらすでは、お子様だけではなくご家族さまにも寄り添いながら、自立に向けて共に考えていきます♪♪♪
一緒に頑張っていきましょうねっっ☺
長々と書いてしまいましが、最後までお読みいただき有難うございました♪
+++ KA +++
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どんな小さな悩みでも、疑問に思ったことなど、一人で抱え込まずお気軽にご相談下さいね*
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実行機能を伸ばそう♪♪♪
教室の毎日
25/02/10 01:29
