こんにちは言語聴覚士のTです!
本日は、前回に引き続き感覚統合について紹介していきます!
【前庭覚(平衡感覚)とは】
・体の動きや姿勢、バランスを感じ取る感覚。
・「姿勢保持」、「バランス」、「眼球運動」、「空間認識」、「自律神経の調
整」などの機能を持つ。
・例)①石ころに足を引っかけてしまい、前に倒れそうになるが、バランスを調
整して元の姿勢に維持ができる。
②雪道を歩いてる時に滑って後ろに倒れそうになるが、なんとか前に
姿勢を維持する。
③トランポリンの上でジャンプしても、トランポリンの枠から出ないように
維持できるなど。
④くるくる回って、目が回るが、姿勢を維持できるなど。
これらの機能には前庭覚の機能が関わっています。
【固有覚とは】
・ひざは何度曲がっているのか?90度?120度?など、わざわざ確認しなくて
も無意識に調整してくれている感覚。
【感覚統合について】
・正常に機能している場合
→例)人の話を聞く際、目線(視覚)と人の話を聞くこと(聴覚)に
注意が向いていおり(スイッチON状態)、他の感覚(固有覚、
前庭覚等)には注意が向かないようになっている(スイッチOFF
状態)ため、人の話を集中して聞くことができる。
・正常に機能していない場合
→例)視覚と聴覚以外に、前庭覚や固有覚等にも注意が入っている
(スイッチON状態)ため、姿勢が悪くなる(前庭覚)、足をブラン
ブランさせる(固有覚)、お尻や太ももがそわそわする(触覚)感覚
にも注意が向くため、集中して話を聞くことができない。
今回はこれまでです!
次回は、「自宅でできる感覚統合を促す遊び」についてご紹介していきます!
お楽しみに!!!
「感覚統合」について②
教室の毎日
25/04/27 16:34
