嵐の日の朝は、天気だけでなく、人の心もざわつきます。学校はあるのか、仕事は行くべきなのか、子どもをどう見るのか、誰に何を伝えればいいのか。そんな混乱の中で本当に問われるのは、雨風への対応だけではなく、どれだけ早く不安を受け止め、誰かの一日を少しでも軽くできるかということなのかもしれません。
「どうしよう」の前に、できる段取りをする
大型の台風が日本列島に来ている朝。
各地で学校が休校になったり、園や施設の予定が変わったり、ご家族の皆様も急遽の対応に追われていると思います。仕事は休んでいいのか、行かなければならないのか。子どもは家にいる。予定は崩れる。けれど、外の状況はまだはっきりしない。
こういう朝には、判断の遅れがそのまま不安になります。
ラフダイは、コロナ禍の真っ只中にスタートしました。
今思うと、あの時期に事業を始めたことは、本当に大きな経験でした。毎日のように「これはどう判断したらいいんだろう」という場面がありました。ご利用者様の安全、従業員の働き方、学校や園との連携、休むべきか、続けるべきか、変えるべきか。
正解がすぐに見えない中で、決めなければならないことがたくさんありました。
当時は大変でした。けれど、その経験が今になって、めちゃくちゃ生きています。
ピンチの中で積み重ねた判断の筋肉は、あとから組織を助けてくれるものなのだと思います。特別なマニュアルがあるというより、「不安が大きくなる前に、先に動く」という感覚が身についてきた。
今回の台風でも、ラフダイがまず大切にしたのは、早めの判断でした。
前日の朝の時点で、ご利用者様には状況説明をしました。午前中にご予約いただいている方には、午後以降へのお振替はいかがでしょうか、とご案内しました。
学校や園への訪問が入っている場合も同じです。
台風の影響でこういうケースが起こりそうなので、別日にリスケさせてください。そうやって、先に段取りを取りました。
次に考えたのは、従業員のことです。
午前中のタスクの中には、在宅でもできることがあるかもしれない。無理に出社しなくてもいい。そう判断して、お昼の時点で「出社しなくても大丈夫です」と伝えました。
この一言があるだけで、翌朝の不安はかなり減ります。
「明日どうなるんだろう」と思いながら夜を過ごすのと、「明日はこう動けばいい」とわかっている状態で過ごすのとでは、心の負担がまったく違います。働く人にとっても、ご利用者様にとっても、家族にとっても、先に決めることは安心になります。
判断とは、単に予定を動かすことではありません。
誰かの不安を少し減らすことです。
台風というのは、意外と午前中に通り過ぎて、午後には晴れてしまうことがあります。朝はあれだけ心配していたのに、昼過ぎには何事もなかったかのように空が明るくなる。
そうなると、「じゃあ落ち着いてから動けばよかった」と思うかもしれません。
でも、この6年間で学んだのは、台風が落ち着いたタイミングで動くのではなく、前日に動くことが一番大切だということです。
状況が確定してからでは遅い場面があります。
もちろん、天気は変わります。予報もずれます。結果的に、そこまで大きな影響がなかったということもある。でも、それでも早く決める意味はあります。なぜなら、人は天気そのものだけでなく、「どうなるかわからない時間」に疲れるからです。
その時間を短くすることが、運営の役割なのだと思います。
今回も、きっと台風は午前中には逸れてしまいそうです。
そうなったら、ご自宅にいるご家族の方にはまた別の大変さが出てきます。学校が休みになって子どもを見なければならない。家で一日過ごしていると、子どもも「あーっ」となってしまう。親も疲れてくる。
そこに対して、ラフダイとして何ができるのか。
午後に臨時で特別枠のレッスンができないか。空き枠がありますよ、とご案内できないか。台風が過ぎたあとの家族の一日にも、少し寄り添えないか。
そういう指示を出しました。
大切なのは、「台風だから休みです」で終わらせないことです。
もちろん、安全が最優先です。無理をする必要はありません。けれど、安全が確保されたあとに、今度は何ができるのかを考える。ご家族の困りごとに少しでも手を伸ばせるかを考える。
それが、地域の中で仕事をするということなのだと思います。
コロナ禍に始まったラフダイは、最初から予定通りにいかない世界の中にいました。
突然変わる状況。読めない空気。誰も正解を持っていない日々。その中で、どう判断し、どう伝え、どう支えるかを毎日考えてきました。
だからこそ今、台風の朝に思います。
あの時のピンチは、ちゃんと今につながっている。
当時はただ必死で、目の前のことに対応するだけでした。でも、振り返ってみると、その一つひとつが会社の土台になっていました。危機の中でしか育たない力があります。人の不安を想像する力。早めに決める力。安全と柔軟性を同時に考える力。
そして、従業員のみんながこれからどう動くのか。
そこも楽しみにしています。
指示を出したあとに現場がどう考え、どう受け取り、どうご家族に寄り添っていくのか。そこに、その組織らしさが出るのだと思います。マニュアル通りではなく、その時、その人、その家族に合わせて動けるか。
嵐の日は、会社の姿勢がよく見える日でもあります。
晴れている日にできることは、誰にでも見えやすい。でも、予定が崩れた日、不安が広がる日、判断が必要な日にこそ、その場所が何を大切にしているのかが出る。
早く決めること。
無理をさせないこと。
それでも、できることを探すこと。
そして、不安の中にいる人に「大丈夫です、こうしましょう」と伝えること。
台風は通り過ぎていきます。午後には晴れるかもしれません。けれど、その前にどれだけ誰かの心の雨を軽くできるか。
この6年間で学んできたことを、今日も一つずつ使っていきたいと思います。
令和のタコ社長として、従業員のみんながどう動くのか、楽しみに待っています。
「どうしよう」の前に、できる段取りをする
大型の台風が日本列島に来ている朝。
各地で学校が休校になったり、園や施設の予定が変わったり、ご家族の皆様も急遽の対応に追われていると思います。仕事は休んでいいのか、行かなければならないのか。子どもは家にいる。予定は崩れる。けれど、外の状況はまだはっきりしない。
こういう朝には、判断の遅れがそのまま不安になります。
ラフダイは、コロナ禍の真っ只中にスタートしました。
今思うと、あの時期に事業を始めたことは、本当に大きな経験でした。毎日のように「これはどう判断したらいいんだろう」という場面がありました。ご利用者様の安全、従業員の働き方、学校や園との連携、休むべきか、続けるべきか、変えるべきか。
正解がすぐに見えない中で、決めなければならないことがたくさんありました。
当時は大変でした。けれど、その経験が今になって、めちゃくちゃ生きています。
ピンチの中で積み重ねた判断の筋肉は、あとから組織を助けてくれるものなのだと思います。特別なマニュアルがあるというより、「不安が大きくなる前に、先に動く」という感覚が身についてきた。
今回の台風でも、ラフダイがまず大切にしたのは、早めの判断でした。
前日の朝の時点で、ご利用者様には状況説明をしました。午前中にご予約いただいている方には、午後以降へのお振替はいかがでしょうか、とご案内しました。
学校や園への訪問が入っている場合も同じです。
台風の影響でこういうケースが起こりそうなので、別日にリスケさせてください。そうやって、先に段取りを取りました。
次に考えたのは、従業員のことです。
午前中のタスクの中には、在宅でもできることがあるかもしれない。無理に出社しなくてもいい。そう判断して、お昼の時点で「出社しなくても大丈夫です」と伝えました。
この一言があるだけで、翌朝の不安はかなり減ります。
「明日どうなるんだろう」と思いながら夜を過ごすのと、「明日はこう動けばいい」とわかっている状態で過ごすのとでは、心の負担がまったく違います。働く人にとっても、ご利用者様にとっても、家族にとっても、先に決めることは安心になります。
判断とは、単に予定を動かすことではありません。
誰かの不安を少し減らすことです。
台風というのは、意外と午前中に通り過ぎて、午後には晴れてしまうことがあります。朝はあれだけ心配していたのに、昼過ぎには何事もなかったかのように空が明るくなる。
そうなると、「じゃあ落ち着いてから動けばよかった」と思うかもしれません。
でも、この6年間で学んだのは、台風が落ち着いたタイミングで動くのではなく、前日に動くことが一番大切だということです。
状況が確定してからでは遅い場面があります。
もちろん、天気は変わります。予報もずれます。結果的に、そこまで大きな影響がなかったということもある。でも、それでも早く決める意味はあります。なぜなら、人は天気そのものだけでなく、「どうなるかわからない時間」に疲れるからです。
その時間を短くすることが、運営の役割なのだと思います。
今回も、きっと台風は午前中には逸れてしまいそうです。
そうなったら、ご自宅にいるご家族の方にはまた別の大変さが出てきます。学校が休みになって子どもを見なければならない。家で一日過ごしていると、子どもも「あーっ」となってしまう。親も疲れてくる。
そこに対して、ラフダイとして何ができるのか。
午後に臨時で特別枠のレッスンができないか。空き枠がありますよ、とご案内できないか。台風が過ぎたあとの家族の一日にも、少し寄り添えないか。
そういう指示を出しました。
大切なのは、「台風だから休みです」で終わらせないことです。
もちろん、安全が最優先です。無理をする必要はありません。けれど、安全が確保されたあとに、今度は何ができるのかを考える。ご家族の困りごとに少しでも手を伸ばせるかを考える。
それが、地域の中で仕事をするということなのだと思います。
コロナ禍に始まったラフダイは、最初から予定通りにいかない世界の中にいました。
突然変わる状況。読めない空気。誰も正解を持っていない日々。その中で、どう判断し、どう伝え、どう支えるかを毎日考えてきました。
だからこそ今、台風の朝に思います。
あの時のピンチは、ちゃんと今につながっている。
当時はただ必死で、目の前のことに対応するだけでした。でも、振り返ってみると、その一つひとつが会社の土台になっていました。危機の中でしか育たない力があります。人の不安を想像する力。早めに決める力。安全と柔軟性を同時に考える力。
そして、従業員のみんながこれからどう動くのか。
そこも楽しみにしています。
指示を出したあとに現場がどう考え、どう受け取り、どうご家族に寄り添っていくのか。そこに、その組織らしさが出るのだと思います。マニュアル通りではなく、その時、その人、その家族に合わせて動けるか。
嵐の日は、会社の姿勢がよく見える日でもあります。
晴れている日にできることは、誰にでも見えやすい。でも、予定が崩れた日、不安が広がる日、判断が必要な日にこそ、その場所が何を大切にしているのかが出る。
早く決めること。
無理をさせないこと。
それでも、できることを探すこと。
そして、不安の中にいる人に「大丈夫です、こうしましょう」と伝えること。
台風は通り過ぎていきます。午後には晴れるかもしれません。けれど、その前にどれだけ誰かの心の雨を軽くできるか。
この6年間で学んできたことを、今日も一つずつ使っていきたいと思います。
令和のタコ社長として、従業員のみんながどう動くのか、楽しみに待っています。