こんにちは!
長期休みなど、一日たっぷり支援時間が確保できる日を活用して、当事業所の広々とした支援スペース(85㎡)をフルに使い、部屋いっぱいに広がる「プラレールの巨大な街づくり」を行いました!
一見すると「みんなで楽しく遊んでいる時間」に見えますが、実はこの活動には、子どもたちの将来の社会生活に繋がるとても重要な療育的視点がたくさん詰まっています。
1. 「鏡の存在」になるからこそ深まる「他者視点取得(視点取得)」の支援
自由な発想で大きな街を作る過程では、時に子ども同士で意見がぶつかることがあります。
「勝手に置かないでよ!」
「それ使いたかったのに!」
こうした摩擦は一見ネガティブに思えるかもしれませんが、療育においては成長の絶好の機会(SST:ソーシャルスキルトレーニング)です。
当事業所には、似た特性や生きづらさを抱える子どもたちが多く集まっています。この「同じ環境・似た特性を持つ仲間同士」だからこそできる重要な支援があります。それが「客観的に自分を見る(メタ認知)」機会の提供です。
スタッフは衝突が起きた際、以下のように間に入り声かけを行います。
スタッフの支援(リフレクティブな関わり)
「君もさっき、○○君に『勝手に置かないで』って同じこと言っていたよね」
「言われたとき、どんな気持ちだったかな?」
「自分がやりたい気持ちと同じように、みんなにもやりたい形があるんだよ」
心理学や療育では、他人の立場に立って物ごとを考える力を「他者視点取得」と呼びます。
特性上、自分の振る舞いが周りにどう見えているかを想像するのが難しいお子さまも、「自分と同じ行動をする相手(鏡のような存在)」を通すことで、初めて「自分が発した言葉や行動が、相手にどう届いていたか」に気づくことができます。
ただ注意が必要なのは、子ども同士のやり取りだけでは「怒られた」「嫌だった」という感情だけで終わってしまう点です。スタッフがしっかりと間に入り、感情の整理と補足説明を行うことで、「自分の言葉が返ってきた時の気持ち」を深く理解する大きな学びへと変えていきます。
2. 役割分担と協調性(チームワーク)の芽生え
プラレールの街づくりは、ただ線路を繋ぐだけでは完成しません。今回は、以下のような役割分担や工夫が自然と生まれました。
低学年の子どもたち:夢中でどんどんレールを繋いでいく役割
高学年の子どもたち:レゴブロックを使って街の建物や駅を作り込む役割/うまく繋がらなくなった部分の調整・設計役
本当はやりたいけど「もうプラレールは卒業したよ」という年上らしいプライドを持つ高学年の子も、「低学年のお手伝い」や「全体の調整役」「レゴ建築」というポジションを用意することで、無理なく誇りを持って参加できます。
それぞれの得意や関心に合わせた居場所を作ることで、玩具の取り合いやトラブルを防ぎつつ、「みんなで1つの大きな作品を作り上げる協調性」を育むことができました。
3. 集団生活や社会に出てから活きる「体験の積み重ね」
今回の活動を通じて子どもたちが体験したこと――
自分のやりたいことだけでなく、周りの状況や相手の気持ちに気づくこと
お互いの役割を認め合い、協力して1つの目標に向かうこと
これらはすべて、将来学校や社会に出て集団行動をする上で欠かせない「大切なスキル」です。
当事業所では、単にルールを守らせる指導ではなく、広々とした環境の中で思いきり試行錯誤させながら、「見て・感じて・自ら気づく」ことができる体験型の療育をこれからも大切にしていきます。
★遊びから学ぶ支援の狙い☆
楽しそうに列車を走らせたり、レゴで街を作り上げたりする子どもたちの笑顔がたくさん見られた1日となりました!
今後ともご家庭でもぜひ「今日どんなことしたの?」と話題にしてみてくださいね。
💡 療育的視点の補足メモ
他者視点取得(Perspective Taking):相手の立場に立って状況や感情を理解する力。
メタ認知(Meta-cognition):自分の行動や感情を客観的に俯瞰して捉える力。
SST(ソーシャルスキルトレーニング):集団の中での適切なコミュニケーションや譲り合いを学ぶ支援。
「はぐぽん」では、この様な専門的療育を「療育支援」という枠組みにはめて行うのではなく、自分から参加したくなるような「あそび」環境を整え楽しみながら様々な体験を自ら「見て感じて体感する」ことにより自然と学ぶ事ができる支援を実施しております。
今後も「はぐぽん」の楽しみながら学ぶ支援の応援をよろしくお願いいたします。
長期休みなど、一日たっぷり支援時間が確保できる日を活用して、当事業所の広々とした支援スペース(85㎡)をフルに使い、部屋いっぱいに広がる「プラレールの巨大な街づくり」を行いました!
一見すると「みんなで楽しく遊んでいる時間」に見えますが、実はこの活動には、子どもたちの将来の社会生活に繋がるとても重要な療育的視点がたくさん詰まっています。
1. 「鏡の存在」になるからこそ深まる「他者視点取得(視点取得)」の支援
自由な発想で大きな街を作る過程では、時に子ども同士で意見がぶつかることがあります。
「勝手に置かないでよ!」
「それ使いたかったのに!」
こうした摩擦は一見ネガティブに思えるかもしれませんが、療育においては成長の絶好の機会(SST:ソーシャルスキルトレーニング)です。
当事業所には、似た特性や生きづらさを抱える子どもたちが多く集まっています。この「同じ環境・似た特性を持つ仲間同士」だからこそできる重要な支援があります。それが「客観的に自分を見る(メタ認知)」機会の提供です。
スタッフは衝突が起きた際、以下のように間に入り声かけを行います。
スタッフの支援(リフレクティブな関わり)
「君もさっき、○○君に『勝手に置かないで』って同じこと言っていたよね」
「言われたとき、どんな気持ちだったかな?」
「自分がやりたい気持ちと同じように、みんなにもやりたい形があるんだよ」
心理学や療育では、他人の立場に立って物ごとを考える力を「他者視点取得」と呼びます。
特性上、自分の振る舞いが周りにどう見えているかを想像するのが難しいお子さまも、「自分と同じ行動をする相手(鏡のような存在)」を通すことで、初めて「自分が発した言葉や行動が、相手にどう届いていたか」に気づくことができます。
ただ注意が必要なのは、子ども同士のやり取りだけでは「怒られた」「嫌だった」という感情だけで終わってしまう点です。スタッフがしっかりと間に入り、感情の整理と補足説明を行うことで、「自分の言葉が返ってきた時の気持ち」を深く理解する大きな学びへと変えていきます。
2. 役割分担と協調性(チームワーク)の芽生え
プラレールの街づくりは、ただ線路を繋ぐだけでは完成しません。今回は、以下のような役割分担や工夫が自然と生まれました。
低学年の子どもたち:夢中でどんどんレールを繋いでいく役割
高学年の子どもたち:レゴブロックを使って街の建物や駅を作り込む役割/うまく繋がらなくなった部分の調整・設計役
本当はやりたいけど「もうプラレールは卒業したよ」という年上らしいプライドを持つ高学年の子も、「低学年のお手伝い」や「全体の調整役」「レゴ建築」というポジションを用意することで、無理なく誇りを持って参加できます。
それぞれの得意や関心に合わせた居場所を作ることで、玩具の取り合いやトラブルを防ぎつつ、「みんなで1つの大きな作品を作り上げる協調性」を育むことができました。
3. 集団生活や社会に出てから活きる「体験の積み重ね」
今回の活動を通じて子どもたちが体験したこと――
自分のやりたいことだけでなく、周りの状況や相手の気持ちに気づくこと
お互いの役割を認め合い、協力して1つの目標に向かうこと
これらはすべて、将来学校や社会に出て集団行動をする上で欠かせない「大切なスキル」です。
当事業所では、単にルールを守らせる指導ではなく、広々とした環境の中で思いきり試行錯誤させながら、「見て・感じて・自ら気づく」ことができる体験型の療育をこれからも大切にしていきます。
★遊びから学ぶ支援の狙い☆
楽しそうに列車を走らせたり、レゴで街を作り上げたりする子どもたちの笑顔がたくさん見られた1日となりました!
今後ともご家庭でもぜひ「今日どんなことしたの?」と話題にしてみてくださいね。
💡 療育的視点の補足メモ
他者視点取得(Perspective Taking):相手の立場に立って状況や感情を理解する力。
メタ認知(Meta-cognition):自分の行動や感情を客観的に俯瞰して捉える力。
SST(ソーシャルスキルトレーニング):集団の中での適切なコミュニケーションや譲り合いを学ぶ支援。
「はぐぽん」では、この様な専門的療育を「療育支援」という枠組みにはめて行うのではなく、自分から参加したくなるような「あそび」環境を整え楽しみながら様々な体験を自ら「見て感じて体感する」ことにより自然と学ぶ事ができる支援を実施しております。
今後も「はぐぽん」の楽しみながら学ぶ支援の応援をよろしくお願いいたします。