療育や支援の現場でよくある悩みが、「やる気が出ない」「参加が続かない」「誘っても動かない」。そんな時に強い味方になるのが、子どもの“好き”です。ここでいう“好き”は、特別な才能や立派な興味でなくてOK。電車、恐竜、YouTubeのキャラ、ボール、キラキラ、音、数字、ブランコ…本人が前向きになれるスイッチが、支援の入り口になります。
大事なのは、“好き”をそのまま与えて満足させることではなく、好きの力を借りて、目標の動きを引き出すこと。たとえば「机に座れない」子に、いきなり座位保持を求めると難しい。でも“電車が好き”なら、電車カードを使って「3枚選んだらおしまい」「終点カードで終わりが見える」といった形で、短時間の着席を成功させやすくなります。成功が積み上がれば、座れる時間は自然と伸びていきます。
“好き”の使い方にはコツがあります。ひとつは、好きは“報酬”より“教材”にすること。
「できたらご褒美」だけだと、課題が嫌なままになりやすい子もいます。それより、最初から好きな要素を課題の中に入れてしまう。恐竜のシールで数を数える、好きな色で並べ替える、キャラクターでSSTカードを作る、推しの曲でストップゲームをする…課題が“自分ごと”になって取り組みやすくなります。
もうひとつは、好きの強さに応じて“量とタイミング”を設計すること。好きが強すぎると切り替えが難しくなる場合もあります。そういう時は、「好きは最初に少し」「最後に少し」「途中は選択肢にする」など、見通しを作って扱います。たとえばタイマーや「いま/つぎ」ボードで、“いつ終わるか”を見せるだけでも切り替えが安定します。
さらに、“好き”は社会性にも使えます。集団が苦手な子でも、好きな役割(タイマー係、配り係、カウント係)があると参加しやすいことがあります。好きな題材で会話カードを作れば、「話すのが苦手」でも“話題”が用意されるので入りやすい。好きな活動を“誰かと一緒にする形”に少しずつ変えることで、人とのやりとりの練習にもつながります。
そして意外と大切なのが、“好き”は変わる前提でアップデートすること。最初は恐竜、次は虫、今はゲーム…と移り変わるのは自然です。だからこそ、支援者は「今の好き」を観察して、教材や声かけを少しずつ更新していく。ここが“続く支援”のコツになります。
子どもの好きは、甘やかしではなく、立派な支援資源です。“好き”の力を借りて、参加のハードルを下げ、成功体験を増やし、次の挑戦につなげる。そんな支援を積み重ねていくと、「できる」が増えるだけでなく、子ども自身の自信も育っていきます。今日の“好き”から、明日の一歩を一緒に作っていきたいです♪
大事なのは、“好き”をそのまま与えて満足させることではなく、好きの力を借りて、目標の動きを引き出すこと。たとえば「机に座れない」子に、いきなり座位保持を求めると難しい。でも“電車が好き”なら、電車カードを使って「3枚選んだらおしまい」「終点カードで終わりが見える」といった形で、短時間の着席を成功させやすくなります。成功が積み上がれば、座れる時間は自然と伸びていきます。
“好き”の使い方にはコツがあります。ひとつは、好きは“報酬”より“教材”にすること。
「できたらご褒美」だけだと、課題が嫌なままになりやすい子もいます。それより、最初から好きな要素を課題の中に入れてしまう。恐竜のシールで数を数える、好きな色で並べ替える、キャラクターでSSTカードを作る、推しの曲でストップゲームをする…課題が“自分ごと”になって取り組みやすくなります。
もうひとつは、好きの強さに応じて“量とタイミング”を設計すること。好きが強すぎると切り替えが難しくなる場合もあります。そういう時は、「好きは最初に少し」「最後に少し」「途中は選択肢にする」など、見通しを作って扱います。たとえばタイマーや「いま/つぎ」ボードで、“いつ終わるか”を見せるだけでも切り替えが安定します。
さらに、“好き”は社会性にも使えます。集団が苦手な子でも、好きな役割(タイマー係、配り係、カウント係)があると参加しやすいことがあります。好きな題材で会話カードを作れば、「話すのが苦手」でも“話題”が用意されるので入りやすい。好きな活動を“誰かと一緒にする形”に少しずつ変えることで、人とのやりとりの練習にもつながります。
そして意外と大切なのが、“好き”は変わる前提でアップデートすること。最初は恐竜、次は虫、今はゲーム…と移り変わるのは自然です。だからこそ、支援者は「今の好き」を観察して、教材や声かけを少しずつ更新していく。ここが“続く支援”のコツになります。
子どもの好きは、甘やかしではなく、立派な支援資源です。“好き”の力を借りて、参加のハードルを下げ、成功体験を増やし、次の挑戦につなげる。そんな支援を積み重ねていくと、「できる」が増えるだけでなく、子ども自身の自信も育っていきます。今日の“好き”から、明日の一歩を一緒に作っていきたいです♪