言葉や体の発達を促すカギは「ものまね」にあり!ミラーニューロンの不思議。
日々お子さんと接している中で、
「なかなか言葉が出ない」
「歩き始めるのがゆっくりかも」
と不安に感じることはありませんか。
実は、子どもの発達において「育ちの基礎」となる非常に重要な力があります。
それが「ものまね(模倣)」です。
今回は、脳にある「ものまね細胞」のお話と、それを使ってお子さんの発達を楽しく促すヒントをご紹介します。
1. 脳の中の「ものまね細胞」:ミラーニューロンとは?
私たちの脳には、「ミラーニューロン(鏡の神経細胞)」と呼ばれる細胞があります。
これは、自分が何かをしている時だけでなく、「他人がしていることを見ているだけ」で、まるで自分が動いているかのように活性化する不思議な細胞です 。
例えば、誰かが楽しそうにダンスを踊っているのを見ている時、私たちの脳内では、自分も踊っている時と同じ部分が動いています 。
人間の場合、この細胞は生後1歳頃からぐっと発達してきます。「ものまね」は、まさに学びの原点(まなぶ=まねぶ)なのです。
2. 「ものまね」が言葉の発達につながる理由
脳の「前頭葉」という部分には、ミラーニューロンが多く存在しますが、ここには言葉を司る「運動性言語野」も含まれています 。
つまり、「人の動きを真似すること」は、言葉を発するための重要な準備段階なのです。
「言葉が出る・出ない」をチェックする前に、まず「身振り(バイバイやパチパチなど)の真似ができるか」を確認することが、発達を知る大きなポイントになります 。
3. 集団生活で急に発達が進むのはなぜ?
「保育園や幼稚園に入ったら、急に歩けるようになった!」「おしゃべりが増えた!」という話をよく聞きませんか?
これもミラーニューロンの働きが一因だと考えられます 。
集団の中で、お友達が走ったり、おしゃべりしたりする姿をじっと見ることで、お子さんの脳内では「自分も動いている・話している」というシミュレーションが繰り返されます。その結果、自然と「真似」が始まり、発達が促されるのです。
4. おうちでできる「ものまね」を促すコツ
「教え込もう」とするのではなく、お子さんが「自然に真似したくなる環境」を作ってあげることが大切です。
• 正面で見せる:
お子さんの後ろから声をかけるのではなく、しっかり正面に入って、お母さん・お父さんの表情や動きを見せてあげましょう 。
• オーバーに動く:
「上手だね!」と手を叩く時も、お子さんの視界に入る位置で、はっきりと動きを見せてあげてください 。
• 焦らず待つ:
無理に立たせたり、言葉を言わせようとしたりするのではなく、大人が手本を見せたら、あとはお子さんのペースを信じて待つことも支援の一つです。
子どもの発達は、誰かの真似をすることから始まります。
なかなか言葉が出なくて不安な時は、まずは「パチパチ」や「おじぎ」などの楽しい身振り真似から始めてみませんか?
「はぐみのおうち」でも、遊びを通じてこの「ものまね細胞」を心地よく刺激し、お子さん自身の「やってみたい!」という気持ちを大切に育んでいきたいと考えています。
不安なことや気になることがあれば、いつでも気軽にご相談ください。
療育センターエコルド はぐみのおうち
理学療法士 内山明奈
日々お子さんと接している中で、
「なかなか言葉が出ない」
「歩き始めるのがゆっくりかも」
と不安に感じることはありませんか。
実は、子どもの発達において「育ちの基礎」となる非常に重要な力があります。
それが「ものまね(模倣)」です。
今回は、脳にある「ものまね細胞」のお話と、それを使ってお子さんの発達を楽しく促すヒントをご紹介します。
1. 脳の中の「ものまね細胞」:ミラーニューロンとは?
私たちの脳には、「ミラーニューロン(鏡の神経細胞)」と呼ばれる細胞があります。
これは、自分が何かをしている時だけでなく、「他人がしていることを見ているだけ」で、まるで自分が動いているかのように活性化する不思議な細胞です 。
例えば、誰かが楽しそうにダンスを踊っているのを見ている時、私たちの脳内では、自分も踊っている時と同じ部分が動いています 。
人間の場合、この細胞は生後1歳頃からぐっと発達してきます。「ものまね」は、まさに学びの原点(まなぶ=まねぶ)なのです。
2. 「ものまね」が言葉の発達につながる理由
脳の「前頭葉」という部分には、ミラーニューロンが多く存在しますが、ここには言葉を司る「運動性言語野」も含まれています 。
つまり、「人の動きを真似すること」は、言葉を発するための重要な準備段階なのです。
「言葉が出る・出ない」をチェックする前に、まず「身振り(バイバイやパチパチなど)の真似ができるか」を確認することが、発達を知る大きなポイントになります 。
3. 集団生活で急に発達が進むのはなぜ?
「保育園や幼稚園に入ったら、急に歩けるようになった!」「おしゃべりが増えた!」という話をよく聞きませんか?
これもミラーニューロンの働きが一因だと考えられます 。
集団の中で、お友達が走ったり、おしゃべりしたりする姿をじっと見ることで、お子さんの脳内では「自分も動いている・話している」というシミュレーションが繰り返されます。その結果、自然と「真似」が始まり、発達が促されるのです。
4. おうちでできる「ものまね」を促すコツ
「教え込もう」とするのではなく、お子さんが「自然に真似したくなる環境」を作ってあげることが大切です。
• 正面で見せる:
お子さんの後ろから声をかけるのではなく、しっかり正面に入って、お母さん・お父さんの表情や動きを見せてあげましょう 。
• オーバーに動く:
「上手だね!」と手を叩く時も、お子さんの視界に入る位置で、はっきりと動きを見せてあげてください 。
• 焦らず待つ:
無理に立たせたり、言葉を言わせようとしたりするのではなく、大人が手本を見せたら、あとはお子さんのペースを信じて待つことも支援の一つです。
子どもの発達は、誰かの真似をすることから始まります。
なかなか言葉が出なくて不安な時は、まずは「パチパチ」や「おじぎ」などの楽しい身振り真似から始めてみませんか?
「はぐみのおうち」でも、遊びを通じてこの「ものまね細胞」を心地よく刺激し、お子さん自身の「やってみたい!」という気持ちを大切に育んでいきたいと考えています。
不安なことや気になることがあれば、いつでも気軽にご相談ください。
療育センターエコルド はぐみのおうち
理学療法士 内山明奈