※児童発達支援の空き状況については最下部をご覧ください。
「ことばがなかなか増えない」
「こちらの話はわかっているようだけれど、なかなか話してくれない」
お子さまのことばの発達について、気になっている保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ことばの発達というと、「何語話せるようになったか」「二語文が出るようになったか」など、実際に話していることばに目が向きやすいものです。
けれども、ことばの育ちには、目に見えにくい部分もたくさんあります。
今回は、そんなことばの発達を考えるヒントとして、「ことばのビル」という考え方をご紹介します。
⭐ことばを支える、さまざまな育ち
「ことばのビル」は、言語聴覚士の中川信子さんが紹介している、ことばの発達を建物にたとえた考え方です。
建物には、目に見える上の階だけでなく、それを支える土台があります。
ことばも同じように、私たちが耳にする「話すことば」だけで成り立っているわけではありません。
💡【ことばのビルのイメージ】
屋上・最上階:おしゃべり(発声・単語・会話)
上の階:ことばの理解(「わかる」ことば)
真ん中の階:人とのやり取り・伝えたい気持ち(コミュニケーションの意欲)
土台・地下:からだの発達・感覚・豊かな体験(触る、見る、遊ぶ)
身の回りの物事に気づくこと、さまざまな経験を通して理解を深めること、人とのやり取りを楽しむこと。
こうした日々の経験や発達も、ことばの育ちに関わっています。
例えば「りんご」ということば。
お子さまは、りんごを見たり、触ったり、食べたりする経験を通して、それがどんなものなのかを少しずつ知っていきます。
そして、大人が「りんごだね」と声をかけることで、実際のものと「りんご」ということばが結びついていきます。
やがて、いくつかのものの中から「りんごを取って」と言われて選べるようになっても、自分から「りんご」と話すことはまだ難しい場合があります。
つまり、ことばとして話せていなくても、そのことばを理解する力が育っている可能性があるのです。
「ことばのビル」は、こうした目に見えにくい育ちにも目を向けるための考え方です。
ただし、ことばの発達は一人ひとり異なります。「わかることば」と「言えることば」は同じではありません。
先ほどの「りんご」の例のように、ことばを理解することと、ことばを使って表現することは、関連しながらも異なる力です。
例えば、大人の話を聞いて行動できても、自分の気持ちをことばで伝えることが難しいお子さまがいます。
反対に、物の名前は言えても、大人からの質問や説明を理解することが難しい場合もあります。
そのため、話せる単語の数だけでは、ことばの発達の全体像を捉えることはできません。
また、まだはっきりしたことばになっていなくても、声の調子を変えたり、身振りや表情を使ったりして、何かを伝えようとする姿が見られることもあります。
こうした姿も、コミュニケーションの発達を考える大切な手がかりになります。
もちろん、一つの行動だけで、そのお子さまが何をどこまで理解しているかを判断することはできません。
だからこそ、さまざまな場面で見せる反応を丁寧に観察することが大切です。
⭐遊びの中から見つけていくこと
例えば、体を動かすことが好きなお子さま。
ボールを転がしたり、ジャンプをしたり、好きな遊びを繰り返したりする中で、大人に何かを伝えようとすることがあります。コプラスでの支援の中でも、普段はことばがなかなか出にくいお子さまが、身体をめいっぱい動かす場面では楽しそうに声をたくさん出し(喃語)、笑顔で活動に参加してくれる場面が見られます。また、手を伸ばして「あれがほしい」とジェスチャーで要求を伝えてくれることもあります。
このように、気持ちをことばではなく、身振りや声で表してくれることがあるかもしれません。
そんなときには、その気持ちを受け止めながら「もう一回だね」「楽しいね」と、場面に合ったことばを添えることができます。
また、どんな遊びのときに声が出るのか、どのような声を出しているのか、どんな伝え方が得意なのかといったことも、支援を考える手がかりになります。
ことばの発達を支えるためには、単語を繰り返し練習するだけでなく、そのお子さまが興味を持ち、自然に人と関わりたくなるような場面を大切にすることも必要です。
また、ことばの発達が気になる場合には、聞こえやことばの理解、発音などについて、専門機関に相談することも選択肢の1つとなります。
コプラスでも、遊びや活動の中で見せるお子さまのさまざまな姿に目を向け、できていることを大切にしながら、次の発達につながる支援を考えていきたいと思います。
⭐まだ、ことばになっていない思いにも目を向ける
お子さまのことばがなかなか増えないと、心配になることもあると思います。
「いつになったら話せるようになるのだろう」
そんな気持ちに対して、ただ「焦らず待ちましょう」とお伝えするだけでは、十分ではないかもしれません。
私たちは、今のお子さまの姿をよく見て、どんな力が育っているのか、どこに難しさがあるのかを、一つひとつ確かめていくことが大切だと考えています。
そして、まだことばになっていない声や身振りの中にも、お子さまなりの表現があることを忘れずにいたいと思います。
ことばの発達には個人差があり、今後の育ち方を簡単に予測することはできません。
それでも、今日できたことや、新しく見つかった小さな変化は、これからの支援を考える大切な手がかりになります。
お子さまが今、何を理解し、何を伝えようとしているのか。
保護者の皆さまと一緒にその姿を見つめながら、一人ひとりに合ったことばとコミュニケーションの育ちを支えていきたいと思います。
以下、現時点での空き枠をご案内いたします。
10時~11時の枠 月、火、水、金、土
※14時15分~15時15分の枠 月、水、土
15時半~16時半の枠 土
※16時~17時の枠 月、火、水、金
※お時間が変更になる可能性がございます。予めご承知おきくださいますようお願い申し上げます。
「ことばがなかなか増えない」
「こちらの話はわかっているようだけれど、なかなか話してくれない」
お子さまのことばの発達について、気になっている保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ことばの発達というと、「何語話せるようになったか」「二語文が出るようになったか」など、実際に話していることばに目が向きやすいものです。
けれども、ことばの育ちには、目に見えにくい部分もたくさんあります。
今回は、そんなことばの発達を考えるヒントとして、「ことばのビル」という考え方をご紹介します。
⭐ことばを支える、さまざまな育ち
「ことばのビル」は、言語聴覚士の中川信子さんが紹介している、ことばの発達を建物にたとえた考え方です。
建物には、目に見える上の階だけでなく、それを支える土台があります。
ことばも同じように、私たちが耳にする「話すことば」だけで成り立っているわけではありません。
💡【ことばのビルのイメージ】
屋上・最上階:おしゃべり(発声・単語・会話)
上の階:ことばの理解(「わかる」ことば)
真ん中の階:人とのやり取り・伝えたい気持ち(コミュニケーションの意欲)
土台・地下:からだの発達・感覚・豊かな体験(触る、見る、遊ぶ)
身の回りの物事に気づくこと、さまざまな経験を通して理解を深めること、人とのやり取りを楽しむこと。
こうした日々の経験や発達も、ことばの育ちに関わっています。
例えば「りんご」ということば。
お子さまは、りんごを見たり、触ったり、食べたりする経験を通して、それがどんなものなのかを少しずつ知っていきます。
そして、大人が「りんごだね」と声をかけることで、実際のものと「りんご」ということばが結びついていきます。
やがて、いくつかのものの中から「りんごを取って」と言われて選べるようになっても、自分から「りんご」と話すことはまだ難しい場合があります。
つまり、ことばとして話せていなくても、そのことばを理解する力が育っている可能性があるのです。
「ことばのビル」は、こうした目に見えにくい育ちにも目を向けるための考え方です。
ただし、ことばの発達は一人ひとり異なります。「わかることば」と「言えることば」は同じではありません。
先ほどの「りんご」の例のように、ことばを理解することと、ことばを使って表現することは、関連しながらも異なる力です。
例えば、大人の話を聞いて行動できても、自分の気持ちをことばで伝えることが難しいお子さまがいます。
反対に、物の名前は言えても、大人からの質問や説明を理解することが難しい場合もあります。
そのため、話せる単語の数だけでは、ことばの発達の全体像を捉えることはできません。
また、まだはっきりしたことばになっていなくても、声の調子を変えたり、身振りや表情を使ったりして、何かを伝えようとする姿が見られることもあります。
こうした姿も、コミュニケーションの発達を考える大切な手がかりになります。
もちろん、一つの行動だけで、そのお子さまが何をどこまで理解しているかを判断することはできません。
だからこそ、さまざまな場面で見せる反応を丁寧に観察することが大切です。
⭐遊びの中から見つけていくこと
例えば、体を動かすことが好きなお子さま。
ボールを転がしたり、ジャンプをしたり、好きな遊びを繰り返したりする中で、大人に何かを伝えようとすることがあります。コプラスでの支援の中でも、普段はことばがなかなか出にくいお子さまが、身体をめいっぱい動かす場面では楽しそうに声をたくさん出し(喃語)、笑顔で活動に参加してくれる場面が見られます。また、手を伸ばして「あれがほしい」とジェスチャーで要求を伝えてくれることもあります。
このように、気持ちをことばではなく、身振りや声で表してくれることがあるかもしれません。
そんなときには、その気持ちを受け止めながら「もう一回だね」「楽しいね」と、場面に合ったことばを添えることができます。
また、どんな遊びのときに声が出るのか、どのような声を出しているのか、どんな伝え方が得意なのかといったことも、支援を考える手がかりになります。
ことばの発達を支えるためには、単語を繰り返し練習するだけでなく、そのお子さまが興味を持ち、自然に人と関わりたくなるような場面を大切にすることも必要です。
また、ことばの発達が気になる場合には、聞こえやことばの理解、発音などについて、専門機関に相談することも選択肢の1つとなります。
コプラスでも、遊びや活動の中で見せるお子さまのさまざまな姿に目を向け、できていることを大切にしながら、次の発達につながる支援を考えていきたいと思います。
⭐まだ、ことばになっていない思いにも目を向ける
お子さまのことばがなかなか増えないと、心配になることもあると思います。
「いつになったら話せるようになるのだろう」
そんな気持ちに対して、ただ「焦らず待ちましょう」とお伝えするだけでは、十分ではないかもしれません。
私たちは、今のお子さまの姿をよく見て、どんな力が育っているのか、どこに難しさがあるのかを、一つひとつ確かめていくことが大切だと考えています。
そして、まだことばになっていない声や身振りの中にも、お子さまなりの表現があることを忘れずにいたいと思います。
ことばの発達には個人差があり、今後の育ち方を簡単に予測することはできません。
それでも、今日できたことや、新しく見つかった小さな変化は、これからの支援を考える大切な手がかりになります。
お子さまが今、何を理解し、何を伝えようとしているのか。
保護者の皆さまと一緒にその姿を見つめながら、一人ひとりに合ったことばとコミュニケーションの育ちを支えていきたいと思います。
以下、現時点での空き枠をご案内いたします。
10時~11時の枠 月、火、水、金、土
※14時15分~15時15分の枠 月、水、土
15時半~16時半の枠 土
※16時~17時の枠 月、火、水、金
※お時間が変更になる可能性がございます。予めご承知おきくださいますようお願い申し上げます。