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“働く意味”を支える支援

こんにちは、保育士のさきです。

先日の就労B型事業所の見学に続き、今回は就労A型事業所を見学させていただきました。
今回お邪魔したのは、松本市の穏やかな地域に工場を構える「ハートフルワークス松本FVP」さんです。こちらでは、食品トレーやペットボトルの選別作業を行っています。

工場に入ると、2本の大きなコンベアが並び、その周りで職員さんたちが活き活きと働いていました。
食品トレーの選別では、1本のコンベアに複数の方が並び、流れてくるトレーをそれぞれが“やりやすい位置”で受け取りながら作業していました。
お話を伺う中で、「それぞれの得意を活かせる配置を考えている」という言葉が心に残りました。集中力が長く続かなくても、はじくべきトレーを見分けるのが得意な方には先頭をお願いするなど、苦手ではなく“得意”を軸に作業の流れを組み立てているそうです。先頭の方が見逃したものを、次の方が拾って仕分けることもあり、自然と流れに合わせて補い合うような配置になっているのが印象的でした。

私も食品トレーの選別を体験させていただきましたが、数分の体験でも緊張し、集中しすぎて疲れてしまいました。流れてくるスピードに合わせて瞬時に判断し続ける作業は、まさに熟練の技で、日々この作業を続けている皆さんのすごさを改めて感じました。今回見せていただいたのは、「苦手がある人が頑張っている姿」ではなく、「職人としての技術」そのものでした。

工場の目立つ場所には「飲み会に行こう!」と書かれた目標ボードがあり、1日の目標生産数をクリアすると1マス塗りつぶし、全部埋まるとみんなで飲み会に行くそうです。数字が得意な人も難しい人も、同じ楽しみを共有できる工夫がされていて、支援者と利用者という関係ではなく、「一緒に働く仲間」として尊重し合っている空気を感じました。

今回の見学では、働くうえで一番大切なのは「働きたい」「稼ぎたい」という本人の意思だというお話を聞きました。
支援者としては、つい「仕事をするためのスキルを身につけてもらわなければ」と考えてしまいがちですが、その前に必要なのは“働く意味”を見つけられること。その人が「やってみたい」と思える気持ちを育てることです。
これからの支援でも、その“根っこ”の部分を大切にしていきたいと思います。

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