話すなら今しかない…娘と「苦手なこと」をじっくり話し合った日

ライター:牧ひとみ
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長女は3歳から保育園卒業まで療育に通っていました。小学校にあがると療育をやめ、しばらく様子を見ていましたが、思い通りにならないと癇癪を起こしたり、椅子に座り続けることが難しく、床でゴロゴロしているという事がわかり、これは何とかしなければ!と長女と話し合うことにしました。

就学前までは療育に通っていた長女

3歳から療育に通っている長女は、気持ちの切り替えや、コミュニケーションが難しいものの、小さなトラブルがある程度でクラス全体の活動を止めてしまうことはありませんでした。

就学相談で通常級判定が下りた事で、このまま集団生活も大丈夫かな、と安心していました。
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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28054000411
小学校に入学してからは、特にトラブルの電話などもなかったので、上手くやっているんだなと思っていました。
担任の先生がベテランだということもあり、長女自身も「楽しくやっている」と言うので、安心していました。

楽しんでいると思っていたけど…

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入学して半月ほどたったある日、放課後クラブで待っている長女のお迎えで小学校に行きました。ちょうど担任の先生が教室にいたので挨拶をしようと声をかけました。

すると先生は「そろそろ連絡しようかと思っていたのですが…」と言うのです。

どうやら長女は

・授業中に教室をうろうろしている。なかなか席に座れない。先生にべったりくっついてしまう。

・注意されると癇癪を起こして授業が止まってしまう。

・手を挙げても、あててもらえないと怒ってしまう、授業のルールを守れない。

と、集団のルールを上手に守れていない様子でした。私は想像もしていなかった長女の様子に驚きと戸惑いを隠せませんでした。

前に進めない日々

担任の先生からこの話を聞いてから、2、3日の間はショックで寝こんでしまいました。主人もショックを隠せず、「やっぱり通常級は難しかったのかな」と、2人でマイナス思考な会話ばかりしていました。

あれだけ療育に連れていっていたのに何でダメだったんだろう、何が足りなかったんだろう、と答えの出ないことばかり考えてしまい、長女にも夫婦できつく当たってしまいました。

学校の様子を長女に聞いても「やってない」「わからない」の繰り返し。家族全員、先に進めずにいました。
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