塾をイヤがる息子、焦る私は2年間も本音に気づけなかった…
ライター:かなしろにゃんこ。
子どもに合う学習方法であるのかを見極めずに、息子を塾に通わせた2年間…。
「塾の先生がイヤだ!」「教室に入りたくない!」と、訴え続けていた息子の言葉を聞かず、無理に通わせていたら、塾の日は不機嫌で暴れるようになってしまいました。
厳しい方が息子に合う!そう思って塾に通わせていたけど…
ADHDのある息子。勉強が苦手で、周りの子たちに比べて学習が遅れていました。
「息子には、厳しい先生が目を光らせる塾が合っているのかも」と思い、小3のときに塾に通わせ始めました。
しかし息子は、「塾の先生がイヤだ!」「教室に入りたくない!」と塾を嫌がるようになりました。
私は息子が「ワガママを言っている」と思い、 無理やり塾に通わせましたが、息子は塾の日になると部屋の中の柱を蹴ったり、転げまわったり、悪態をついたり…
それでもなだめて「頑張ろうね」と送り出しましたが、ある日塾から帰ってくるなり、もう我慢できないようで泣きながら大声で「行きたくない!」「家で勉強したい!」と吐き出しました。
これは何か理由があるな?とゆっくり話を聞いてみると…。
「息子には、厳しい先生が目を光らせる塾が合っているのかも」と思い、小3のときに塾に通わせ始めました。
しかし息子は、「塾の先生がイヤだ!」「教室に入りたくない!」と塾を嫌がるようになりました。
私は息子が「ワガママを言っている」と思い、 無理やり塾に通わせましたが、息子は塾の日になると部屋の中の柱を蹴ったり、転げまわったり、悪態をついたり…
それでもなだめて「頑張ろうね」と送り出しましたが、ある日塾から帰ってくるなり、もう我慢できないようで泣きながら大声で「行きたくない!」「家で勉強したい!」と吐き出しました。
これは何か理由があるな?とゆっくり話を聞いてみると…。
凸凹のある息子にとって、塾は苦手なことばかり
息子を通わせていた塾では、プリントを丁寧に扱う、学習は静かに行う、先生には敬語で話すなどの決まりがありました。私はそれを、息子が身の回りに気を遣うことを学べていいかな、と思っていました。
しかしその厳しさが、息子には合わなかったようです。
じっとしていることが苦手で、人一倍不器用な息子ができないことばかり求められるので、何をやっても先生に怒られてしまいます。
さらに、「分かるまで自分でやり方を考えましょう!」という塾の方針も息子にとってはつらいものでした。
指導やお手本がないと覚えられないタイプの息子は、何日たってもプリント1枚すら終わらせることができなかったそうです。それでも静かに考えているフリをしなければいけない時間は、息子には苦痛だったでしょう。
息子がパンクしたところでようやく、荒れまくっていた原因にたどり着きました。息子のつらさに気づくまで、2年の月日を費やしてしまいました。
しかしその厳しさが、息子には合わなかったようです。
じっとしていることが苦手で、人一倍不器用な息子ができないことばかり求められるので、何をやっても先生に怒られてしまいます。
さらに、「分かるまで自分でやり方を考えましょう!」という塾の方針も息子にとってはつらいものでした。
指導やお手本がないと覚えられないタイプの息子は、何日たってもプリント1枚すら終わらせることができなかったそうです。それでも静かに考えているフリをしなければいけない時間は、息子には苦痛だったでしょう。
息子がパンクしたところでようやく、荒れまくっていた原因にたどり着きました。息子のつらさに気づくまで、2年の月日を費やしてしまいました。
自分自身の焦りが、息子に苦痛を与えていた
私は今まで息子にこんなツライ思いをさせていたのか…。
息子が嫌がるサインを見て見ぬふりをしてきたことにと気がついて、ようやく塾を辞めさせることに決めました。
今思えば、息子が勉強ができないことに私が一番焦っていたのだと思います。その焦りから、「厳しく鍛えてもらえる塾がよい」と思いこんでしまいました。
塾のような学習方法が合う子と合わない子がいるとは考えもせず、「我が子は大丈夫!通っていればデキるようになる!」と信じていたのです。もし過去に行けるとしたら、塾の扉を叩く前の自分自身を止めにいきたいものです。
思い出すだけでも息子に申し訳ない気持ちでいっぱいになります。これからは、息子に合ったやり方で、息子のペースで成長してほしいと思っています。
息子が嫌がるサインを見て見ぬふりをしてきたことにと気がついて、ようやく塾を辞めさせることに決めました。
今思えば、息子が勉強ができないことに私が一番焦っていたのだと思います。その焦りから、「厳しく鍛えてもらえる塾がよい」と思いこんでしまいました。
塾のような学習方法が合う子と合わない子がいるとは考えもせず、「我が子は大丈夫!通っていればデキるようになる!」と信じていたのです。もし過去に行けるとしたら、塾の扉を叩く前の自分自身を止めにいきたいものです。
思い出すだけでも息子に申し訳ない気持ちでいっぱいになります。これからは、息子に合ったやり方で、息子のペースで成長してほしいと思っています。
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