日常生活のなかでこそ、障害者の姿に目を向けて
年に一回の特番で、障害者の頑張りを見て応援し、涙する。そのこと自体は否定しませんが、こんなお祭り騒ぎをわざわざしなくても、普段、私たちが暮らす地域の中で、障害者と出会い、手を差し伸べる機会はいくらでもあります。
例えば近所の公園で、いつもウロウロしている自閉症の人と出会った時にどうするか。すぐに「不審者だ」と通報する人もいるかもしれませんが、大きなトラブルにならない限りは、ゆっくり見守る姿勢も持ってもらえると嬉しいです。
もちろん、障害者にも色んな人がいるように、障害のない人の考えや反応も人それぞれあって当然です。
触れ合ってみて、自分との環境や考えの違いを知り、「面白いな」と感じる人もいれば、「自分と違って、ちょっと怖いな」と感じる人もいるでしょう。
でも少なくとも、1対1で関わってみれば、テレビの特番では描かれていなかった様々な側面があることに気づくことができます。
そうした関わりのなかで、憐みや同情などの上から目線ではなく、対等の人間として障害者と接するようになっていく。お互いに困ったことがあれば、チャリティーではなく日常の営みとして支え合う。
そんな人が、これからもっと増えてくれれば良いなと思います。
例えば近所の公園で、いつもウロウロしている自閉症の人と出会った時にどうするか。すぐに「不審者だ」と通報する人もいるかもしれませんが、大きなトラブルにならない限りは、ゆっくり見守る姿勢も持ってもらえると嬉しいです。
もちろん、障害者にも色んな人がいるように、障害のない人の考えや反応も人それぞれあって当然です。
触れ合ってみて、自分との環境や考えの違いを知り、「面白いな」と感じる人もいれば、「自分と違って、ちょっと怖いな」と感じる人もいるでしょう。
でも少なくとも、1対1で関わってみれば、テレビの特番では描かれていなかった様々な側面があることに気づくことができます。
そうした関わりのなかで、憐みや同情などの上から目線ではなく、対等の人間として障害者と接するようになっていく。お互いに困ったことがあれば、チャリティーではなく日常の営みとして支え合う。
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