100円グッズですぐできる!子どもが時間や曜日を学ぶコツ

ライター:あいちゃんパパ
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時間や曜日といった、「概念」に弱かった娘。目で確認ができない昼と夜、昨日今日明日…みなさんはどうやって教えていますか?我が家ではこんな方法を取り入れてみました!

言葉の理解が遅かった娘。時間の概念を理解できず…

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私が娘の成長を気にするようになったのは、2歳頃でした。
言葉が出始めるのが遅く、コミュニケーションもほとんどとることができませんでした。多動もあり、いつも自分の好きに行動していました。

そんな娘も3歳頃から徐々に言葉が出てくるようになり、それと共に、少しずつ会話もできるようになりました。
それはそれで嬉しかったのですが、新たな問題も現れました。

それは、会話を時系列に話せないのです。つまり、過去と現在をごちゃまぜに話していたのです。

娘は、昨日起きたことも1週間前に起きたことも、全て「さっき」で話していました。

抽象的な概念を、わかりやすく説明するにはどうしたらいい?

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それだけではありません。

朝と昼の区別や、朝起きると次の日になっているということも理解できていませんでした。
発達障害の子どもで、こういった概念系の言葉に非常に弱い子どもも多いのではないでしょうか。

娘に時間の概念を理解してほしかった私はまず、昼と夜の区別を理解させることから始めました。

昼の絵(太陽がでている)、夜の絵(暗くなってる)を描いて冷蔵庫に貼りました。

そして、昼間に「今は昼だね~」と昼の絵を見せます。暗くなると、「今は夜だね~」と夜の絵を見せていました。
このように、イラストと実際の空の色を見せながら、理解を促していったのです。

娘が理解するまでに数ケ月はかかったと思いますが、徐々にわかるようになってきました。

「曜日」と「きのう、きょう、あした」はセットで教えると楽チン!

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その頃、家庭内療育を始めていた私は、ヒントとして使えそうな教材を求めて100円ショップによく通っていました。

そこで磁石を3個買ってきて、エクセルで簡単な日曜日から土曜日まで書いた1週間の表を作り、冷蔵庫に貼りました。
3個の磁石には「きのう」「きょう」「あした」と書いた紙をそれぞれ貼りつけました。

例えば、今日が月曜日なら「きょう」の磁石を月曜日のところにくっつけて、日曜日のところには「きのう」をくっつけます。火曜日のところには「あした」をくっつけます。

次の朝に娘と、「朝が来たから今日は○曜日になったね、昨日は×曜日だったね」などと、一緒に曜日1つ分、3個の磁石を移動させました。

このように、目で見て確認ができない日付や曜日の概念も、文字や道具を使うことで「曜日は毎日変わっていくもの」だと理解していったようです。
次ページ「時間を教えるには、大好きな予定と組み合わせて!」

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