今でも仲良しな担任のC先生。一緒に料理をしたのは、いい思い出に!

担任の先生と一緒に作ったパン
担任の先生と一緒に作ったパン
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C先生ともなじんできたある日のことです。
自宅に訪問に来てくれていた先生に「最近娘が料理にハマっているんです」と伝えると、「じゃあ、私と一緒に何か作ろうか?」とC先生のほうから提案してくれました。

ラッキーなことに先生は家庭科の先生だったのです。それを聞いた娘は喜んで、たくさんある料理本をめくりながら、「あれがいい、これがいい」と盛り上がりました。

その日、先生とパンを作ることを決めた娘。先生はレシピ本のコピーを持って帰りました。
「あの先生、面白い。」不登校の娘を変えたのはこんな先生でしたの画像
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お待ちかねの料理を作る日です。

先生は家で1度予習して指導のポイントを考えてきてくれていました。粉をスプーンで測る方法、現在の時間から10分後は何分なのか計算する方法、弱火ってどれくらいか、火にかけるとき鍋の柄は自分が立つ方向と逆に向けることなどなど…。

パン生地のこね方も丁寧に教えてもらい、娘の目は尊敬の色でいっぱいでした。

そうして出来上がったパンは、みんなで頂きました。とてもおいしかったです。
娘は先生に「学校の家庭科では、どんな料理してる?」と聞いていました。学校と同じメニューを家で作ろうか?と考えているようです。

その後も、2か月に1回程度、先生から私あてで連絡が来るようになりました。そのたび、娘は「先生と料理楽しかった。またいっしょにやりたいなぁ。先生次いつ来るの?」と楽しそうに聞いてきます。

不登校のままでも大丈夫。そう思えるようになってきたのは、先生方のおかげ

娘は、現在も不登校のままです。

しかし、先生方の柔軟な対応や温かな姿勢により、信頼関係を結ぶことができつつあります。これは大きな変化であり、社会とのつながりにもなっています。

こうして娘は、関わりが増えるたびだんだんと、先生に心を開くようになっていきました。不登校であっても、自分の学校があるというのは娘の心の支えになっていると、感じています。
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