小児期崩壊性障害とは?【専門家監修】
小児期崩壊性障害とは、かつての診断基準であるDSM-Ⅳに記載されている診断名であり2歳頃まではコミュニケーションや適応行動において発達的な遅れがみられなかったのに突然、成長の過程で覚えた言葉や排泄能力などを失い、最終的には知的障害を伴った自閉スペクトラム症のような状態になる障害です。この記事ではその特徴や原因、類似している障害との比較を紹介します。
LITALICO研究所 スペシャルアドバイザー
小児期崩壊性障害とは?
※ASD(自閉スペクトラム症)の診断基準については以下のコラムで解説しています。
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小児期崩壊性障害の原因
現状では、脂質代謝異常や結節性硬化症など、さまざまな疾患と関連があるのではないかと考えられています。
小児期崩壊性障害と似ている障害
・小児統合失調症
統合失調症は妄想や幻覚などの症状が続く疾患です。ほとんどが思春期以降の発症ですが、まれに幼いころに発症することがあります。小児統合失調症の症状にも感情的な反応の欠如が見られるなど、小児期崩壊性障害と似ている症状が見られることがあります。
・認知症
小児期崩壊性障害と似ている障害として、成人期における認知症があげられます。しかし、小児期崩壊性障害は、頭部外傷などの身体的な要因が原因ではないこと、技能喪失の後ある程度の回復がみられること、自閉スペクトラム症に典型的にみられる特徴がみられることなどの点において認知症とは異なっています。
小児期崩壊性障害かな?と思ったら…
相談窓口
・児童発達支援事業所
・発達障害者支援センター
・児童相談所
など
児童相談所などでは無料で知能検査や発達検査を受けられることも多いので、児童相談所で相談するパパ・ママも多くいます。まず身近な相談センターに行って、診断をすすめられたら、そこから専門医を紹介してもらいましょう。自宅の近くに相談センターがない場合には、電話での相談にのってくれることもあります。
発達障害者支援センターって?勇気を出して相談してよかったこと
医療機関
小児期崩壊性障害の診療が可能な診療科は、小児科、精神科、児童精神科、小児神経科、心身医療科、心療内科、発達障害外来など、病院により様々な名前となっています。
どの病院に行けばいいか少しでも迷った場合は、まずは市町村の窓口や都道府県等の発達障害者支援センター等の相談窓口に電話で相談することをおすすめします。
発達障害の専門機関は他の病気に比べると少ないですが、発達障害者支援法などの施行によって年々増加はしています。
以下のリンクは発達障害の診療を行える医師の一覧です。この他にも、児童精神科医師や診断のできる小児科医師もいます。担当者との相性も大切なので、納得のいく医療機関を選ぶようにしましょう。
まとめ
小児期崩壊性障害は他の発達障害と同じく、早期発見と早期療育、通院治療等を通した支援が可能です。
お住まいの地域の発達障害者支援センターなどの相談窓口や医療機関では、お子さんのことだけでなく、ご家族の方のためのアドバイスも専門家からもらうことができますので、お子さんの発達の仕方に何か違和感を覚えた段階で連絡をとることをおすすめいたします。
悩みや疑問を解消し、お子さんの特性を理解することで、適切な支援方法を探していきましょう。
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