4年生になった長男は授業中、ノートがとれず…彼の姿をみた友達の一言

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ですがその後、長男が4年生になる頃には、少しずつ授業に出遅れるようになりました。

授業中ボーっとしていたり全然ノートをとっていなかったりする長男に、「ずるいぞ、ちゃんとやれよ!」などと周りの友達からキツイ言葉をかけられることが増えていきました。

長男はさぼっている訳でなく、学習障害の特性の1つで読み書きが苦手だったのですが、周囲の友達にはサボっているように見えていたようです。

友達からの誤解でだいぶ傷付いた長男を見て、周りの子どもたちにも、長男のことを理解してもらったらどうだろう…?と考えました。

担任の先生と相談をし、長男が通級でいない日をねらった私は、読み聞かせボランティアに行き、クラスのみんなに話をさせてもらいました。

・長男は目でものを見るとき、人よりも疲れやすいこと
・みんなと同じように見えていないこと
・だから授業を受けているだけでとても疲れ、みんなのように上手に書き写すことができないこと
・それでも、頑張って授業を受けようとしているから、応援してほしいこと

一つ一つ、具体的に説明していきました。

具体的な説明をすることで、子どもたちに理解してもらえた

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みんながどんな風に話を受け止めるのか不安でしたが、どの子も真剣に話を聞いてくれていました。

後日、クラスのお母さん数人から話を聞いたところ、「あいつがそんな風に大変なの、知らなかったよ。」と家で話していたそうです。子どもたちの誤解が解け、本当に嬉しかったです。

ご家庭によって、長男のことを本当のところはどう思っているのか?私にはわかりません。

でも、私たち親ができることは障害やできないことがあっても、胸を張って子どもたちを見守っていくことだと思います。

偏見や批判はあっても、子どもには正直に伝えていきたいですね。
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