褒めるって難しい…?楽々かあさん直伝!子どもの自信につながる声かけ

ライター:楽々かあさん
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本当は子どもを褒めて育てたいのに、「全然褒めるチャンスがやってこない!」なんてお悩みのお母さん。そろそろお年頃で「すごいね!」「えらいね!」では、通用しなくなり、手持ちの褒め言葉が底をついてきたお母さん。子どもに自信をつける、ちょっとした声かけテクニックがあるんです。

ウチの子に褒めるところなんて…

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「子どもは褒めて育てましょう」なんて頭ではわかっちゃいるけど、うちの子、ちっとも褒めるところが見つからないんです。
褒めようと思っていても、いつまでたってもできなくって、ぜーんぜん褒めるチャンスがやって来ないんです。

それにね、最近は、珍しくできたことを「スゴイね!」って褒めてみても「ウザイ!」とか言うんですよ。
正直、もう何て言って褒めていいやら、サッパリわかりません。

…なーんて、お悩みのお母さん。大丈夫ですよ。

そんなときに使える、「子どもの自信を伸ばす声かけテクニック」を、かつてはうちの子の褒めるところが1つも見つけられなかった楽々かあさんこと、大場美鈴がお伝えします。

親の理想は子どもの現実に沿ったものなのか?まずは見直してみて

ほめるタイミングのグラフ
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どんな子にも、子どもの個性には、得意なことと苦手なことがあります。「運動はできるけど勉強は苦手」とか「算数は得意だけど国語は苦手」とか…。

でも実は、得意と苦手の差が大きく開けば開く程、子どものストライクゾーンが狭くなり、学校などの集団行動や、一斉一律の学習スタイルでは、クリーンヒットが少なく、なかなか結果が出せないのです。

特に、スタンドプレーが得意な子や学業にあんまり関係ない分野に特化した子は、頑張っても三振続きで学校では褒められ経験が少なくなりがちです。

そして平均…つまり、「これがフツー」「◯年生なら、これくらいできて当たり前」から外れることが多くなると、できる部分よりできない部分のほうが、集団行動や成績評価の上では目立ってしまうかもしれません。

そしてできるところはいいけれど、できないところはものすごく頑張らないと皆についていけない。できないところが足を引っ張って、できるところまで実力を発揮できない、わかってもらえない。ホントはもっとできるハズなのに、思い通りにできない自分に腹が立つ!

こんな現実の壁にぶつかって、人知れず自信をなくしているかもしれません。
そこで、親の「褒めライン」を断腸の思いでグーッと、グーッと下げて子どもの「できないところ」に合わせてみましょう。

比較はその子自身。結果ではなく、意欲・がんばり・部分・発想に注目して

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子どもの個性の育ち方には個人差があるため、例えば得意な部分は実年齢+2才くらいのペースでグングン育ち、苦手な部分は実年齢−2才くらいでゆっくりゆっくり、その子なりのペースで育っている…などの場合もあります。

むしろ、何でも平均的にまんべんなく育っているお子さんのほうが、貴重な存在かもしれませんね。

そこで、比較はその子自身とします。今を生きる子どもは自分の小さな進歩や成長に気づいてないこともあるので、そこを気づかせて伝えてあげます。1年前、2年前のお子さんと比べ、少しでもできることが増えていたら、

「2年生の時は九九があやふやだったけど、最近バッチリだね。頑張っているね」

と、同級生がどうであれその子なりの進歩をみます。

うちの長男は、5年生でやっと九九が覚えられましたが、これは本人にとっては決して「できて当たり前」のことではないので、苦手なことができるようになると自信になります。
次ページ「「できたこと」を当たり前にしない。日頃の頑張りにも着目したい」

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