高2の娘が発達障害を受け入れるまで…彼女の苦労と成長を振り返って

ライター:荒木まち子
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今までも色々な場面で「我が子の成長」を感じることはありましたが、まさかこんなシチュエーションでそれを感じるとは…と驚いたエピソードです。

ある日、私が発達ナビを見ていると…

発達障害は治るものではなく、生涯を含めて私だという娘
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娘が自分の障害を知った日。そして月日は流れ…

娘自身が医師から障害告知を受けたのは今から3年前、中学2年生の時でした。

診断を受けた後の娘は、「本当は周りの友達と同じになりたい」と泣いた時期もありました。

「親の言いなりになりたくない」と親の意見全てに反抗したり、どんなに努力してもどうしてもできないことがある自分に対し、イライラしたり、落ち込んだりしたこともありました。

その後、振り子のように揺れる気持ちに翻弄されながらも、自分自身に向き合い「自分の特性を認める」という辛い工程を経た上で、長い長い時間をかけ、ようやく最近「障害があることも含めて全て自分なのだ」と受け入れたのだと思います。

親の望みと子どもの成長との狭間で感じること

親は子どもの問題行動を「減らしたい」とか「治したい」と考えがちです。

それは至極当然の思いであって、「我が子の障害を治せるものなら治したい」と考えるのが親心というものなのかもしれません。
でも、娘の言葉を聞いて、

親が本当にするべきことは
●子どもの障害を認め、理解すること
●本人の困り感を減らす工夫を、考えていくこと


なのだと、改めて感じました。
次ページ「時には、子どもの声も尊重しつつ」

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